
サンリオエンターテイメントの2025年3月期(第16期)の決算は、売上高165億5400万円(前の期比17.2%増)、営業利益29億9100万円(同23.3%増)、経常利益27億4500万円(同14.5%増)、最終利益24億5500万円(同45.3%増)と増収増益だった。また前の期まで発生していた債務超過も解消した。6月30日付の『官報』に掲載された「決算公告」で判明した。
・売上高:165億5400万円(同17.2%増)
・営業利益:29億9100万円(同23.3%増)
・経常利益:27億4500万円(同14.5%増)
・最終利益:24億5500万円(同45.3%増)
同社は、ハローキティやマイメロディ、リトルツインスターズたちに出会えるサンリオピューロランドとハーモニーランドの運営を行っている。
サンリオの決算報告に以下のような記載があった。
サンリオピューロランドは、同施設最大の人気エンターテイメント「Miracle Gift Parade」や新たにオープンしたシアターアトラクション「シナモロールの小さな大冒険」(2024年7月)、台詞がなく海外の人も没入できるノンバーバルショー「びょんわぁ~beyond words~」(2024年12月)、人気アーティストとのコラボレーションなど様々なイベントが集客に寄与し、来園客数に加え、客単価も増加ししたことで、売上高が伸長した。また、50周年の『ハローキティ』の人気継続に加え、『マイメロディ』と『クロミ』のアニバーサリーを記念したイベント「My Melody & Kuromi Anniversary Party」(2025年1月17日~2025年12月31日)もスタートし話題を集めている。
ハーモニーランドは、「Magical Masquerade」(2024年9月13日~2024年10月31日)や「MERRY WHITE CHRISTMAS」(2024年11月15日~2024年12月31日)などのシーズンイベントが集客に寄与したものの、猛暑などの影響で客数が前期を下回った。一方で、イベント関連商品が人気を集め、客単価を押し上げたことにより、売上高は伸長した。
営業損益は、人員体制の強化や修繕などにより販売費及び一般管理費が増加したものの、大幅増収により営業利益は過去最高を更新した。

会社情報
- 会社名
- 株式会社サンリオ
- 設立
- 1960年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 辻 朋邦
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1444億400万円、営業利益518億600万円、経常利益534億5300万円、最終利益417億3100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 8136