東京通信グループ<7359>は、この日(6月30日)、暗号資産(ビットコイン)の購入を試験的に開始することを明らかにした。2025年7月~2025年11月までの期間に購入する。購入金額は、非開示とするが、金額は軽微な水準になるという。
成長領域と位置付けるGameFi領域への参入を2022年12月に決定したものの、これまで本格的な取り組みには至っていなかったが、社内体制の整備、リソース配分の見直しを経て、実行フェーズに移行する体制が整ったとのこと。
カジュアルゲーム開発力や日本市場におけるモバイルゲームダウンロード数第1位の実績を活かし、ブロックチェーンゲームを開発する。今後、カジュアルゲームとGameFiエコノミーの融合による新たな事業モデルの構築を目指す。
これまで同社が開発してきた6,400タイトルを超える既存ゲームの中から選定した一部コンテンツのGameFi化に加え、GameFiに最適化した新規タイトルの開発を進めることで、新たなユーザー層の獲得と収益機会の創出に取り組んでいく。
なお、GameFiとは、ゲームをプレイすることでプレイヤーがトークンなどの経済的インセンティブを獲得できる「Play to Earn(プレイ・トゥ・アーン)」型のブロックチェーンゲームを指す。インセンティブとしてビットコインを付与する。
GameFi領域における事業展開の具体的な方針等については、市場動向や技術的な課題を踏まえつつ、最適な形を慎重に検討していく。
なお、保有する暗号資産については、四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を損益計算書に計上する。なお、当該暗号資産(ビットコイン)購入による2025年12月期業績への影響については軽微となる見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社東京通信グループ
- 設立
- 2015年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 古屋 佑樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高58億6100万円、営業損益2億3000万円の赤字、経常損益2億1100万円の赤字、最終損益4億1300万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7359