DLE、 AIコンテンツ開発部を新設、AIを活用したコンテンツ開発に着手…AI関連企業のSpiralAIとAI VOLTとの業務提携も発表
ディー・エル・イー(DLE)<3686>は、この日(7月1日)、「AI事業本部」を再編し、新たに「AIコンテンツ開発部」を立ち上げることを明らかにした。AIを企業成長の重要なテクノロジーとして注目してきたという。これにより、これまで手作業で行っていたコンテンツ制作にAIを導入し、迅速かつ大量に生産できる体制を構築するとのこと。
特に注力するのが「AIスタジオ」の設立。他社に先駆けて設立されるこのスタジオでは、ニーズの高いアニメコンテンツ制作を請け負い、安定的な売上・利益の獲得を目指す。AIスタジオは今夏のプレオープンを予定しており、詳細が確定次第、速やかに発表される見込み。
AIスタジオの設立・運営と並行して、「AIキャラクター制作」も行う。多様化するニーズに対応するため、多数のAIキャラクターを制作し、自社IPとして行政や企業とのタイアップを進めていく計画。将来的には、「AIキャラクター事務所」の設立も視野に入れている。単にデザインするだけでなく、AIキャラクターに「命を吹き込み」、話したり動いたりできるようにすることで、多様なニーズに即座に対応できる体制を構築するとしている。
このAI事業は、DLEのAI事業本部内のAIコンテンツ開発部が担当する。また、新規コンテンツ制作・営業費用として1億8200万円を見込んでおり、第三者割当増資の新株予約権行使状況によっては、この支出額が減少する可能性もある。
あわせて、自然対話AIエンジン・キャラクターAI開発基盤を展開するSpiralAIと業務提携し、新たなインタラクティブ・キャラクターの開発と展開すること、そして「人のような」再現性の高い、高精度AIツイン生成・開発を得意とするAI VOLTと業務提携し、新規AIアニメコンテンツやAIキャラクターを共同開発することも発表した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エル・イー(DLE)
- 設立
- 2001年12月
- 代表者
- 代表取締役社長執行役員CEO 小濵 直人
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3686