【ゲームエンタメ株概況(7/3)】大手ゲーム下落続く 任天堂と周辺株は持ち直しの動き 一時的?大手ゲームにも波及?【チャート掲載】

7月3日の東京株式市場は反発。日経平均株価は、前営業日比23円42銭高の3万9785円90銭でこの日の取引を終えた。朝方は自律反発狙いの買いが入ったものの、手がかり材料に乏しく前日終値を挟んで一進一退の展開となった。一時103円41銭高の3万9865円89銭まで買われる場面があった。後場に入ると、6月の米国雇用統計への意識が強まったこともあり、様子見ムードが広がった。半導体や自動車に買いが入る一方、内需株が売られた。

 

【主要指数】
・日経225: 39,785.90(+23.42)
・TOPIX: 2,828.99(+2.95)
・ドル/円: 143.79(+0.11)
・ダウ: 44,484.42(-10.52)
・ナスダック: 20,393.13(+190.24)
・SOX: 5,611.05(+103.55)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は28銘柄(29%)、下落は64銘柄(67%)、変わらずは4銘柄(4%)で、売り優勢となった。引き続きコナミグループ<9766>やスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>、カプコン<9697>、セガサミーホールディングス<6460>、バンダイナムコホールディングス<7832>など大手ゲーム関連が売りに押された。

 

その一方で、任天堂<7974>が反発し、ミネベアミツミ<6479>やメガチップス<6875>など任天堂関連の電子部品メーカーが買われた。トーセ<4728>やユークス<4334>といったゲーム開発会社も高い。こうした任天堂と周辺株の反発が軟調に推移している大手ゲーム株の下げ止まりにつながるのか、今後の動きが注目される。

 

他方、GENDA<9166>やポールトゥウィンホールディングス<3657>が買われた一方、イオレ<2334>やモブキャストホールディングス<3664>など直近で活況だった銘柄の下げがきつい。また、アルファポリス<9467>、カバー<5253>、ANYCOLOR<5032>もさえない。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧