カプコン<9697>は、2025年3月期の研究開発費について、前の期比15.0%増の494億9600万円と過去最高を更新した。前の期(2024年3月期)の実績は430億4200万円だった。研究開発には2846人が従事したという。
内訳は、デジタルコンテンツ事業が同13.8%増の463億5800万円だった。
この期の実績は以下の通り。
・『モンスターハンターワイルズ』:シリーズ完全新作である本作は、自社開発エンジンRE ENGINEで実現した雄大で美麗な映像表現が楽しめるほか、プラットフォームの垣根を越えて一緒に遊ぶことができるクロスプレイを実装した。
・完全新作『祇(くにつがみ):Path of the Goddess』:独創的な和の世界観が、ユーザーから高い評価を得た。
・『デッドライジング デラックスリマスター』:『デッドライジング』の新世代機の移植作。新世代機へ移植することで、操作感の向上や3Dオーディオへの対応など全面的なゲーム体験の向上を果たした。
・『バイオハザード7 レジデント イービル』『バイオハザード RE:2』『バイオハザード RE:3』:「バイオハザード」シリーズのApple端末向けの移植作。高品質な移植により、端末で気軽に快適なゲーム体験を楽しむことが可能となった。
・『モンスターハンターパズル アイルーアイランド』:モバイルコンテンツ市場向けタイトル。「モンスターハンター」シリーズのキャラクターと爽快なパズルが楽しめる。
また、アミューズメント機器事業は、同36.8%増の31億3700万円だった。技術介入機となる『ストリートファイターV 挑戦者の道』、大量獲得ボーナス搭載の『鬼武者3』、新筐体「イマーシブ」第一弾となる『モンスターハンターライズ』、5号機ヒット機種のリメイク機『バイオハザード5』の合計4機種のパチスロ遊技機開発を行い、販売した。
なお、研究開発費の推移は以下の通り。
