ANYCOLOR、3Q(5~1月)決算はコマースの成長やイベントの上ブレで売上高45%増、営業益54%増に 棚卸資産の評価損計上で通期利益予想は下方修正に
ANYCOLOR<5032>は、3月11日、2026年4月期の第3四半期累計(5~1月)決算(非連結)を発表、コマースの成長が続いたことや、年末年始のカウントダウンライブなどイベントの売上高が想定を上回ったことで増収増益での着地となった。
■第3四半期決算実績
売上高420億2000万円(前年同期比45.4%増)
営業利益169億900万円(同54.2%増)
経常利益169億2500万円(同54.9%増)
最終利益117億9300万円(同55.5%増)
VTuberグループ「にじさんじ」および「NIJISANJI EN」に所属するVTuber数は172人(前年同期比7名増)となった。また、「にじさんじオフィシャルストア」や「にじさんじFAN CLUB」等の利用の際に必要となるIDであるANYCOLOR IDは194万4000ID(前年同期比25.5%増)となった。
・ライブストリーミング
メンバーシップ中心の収益構造で安定的な推移が継続した。年末年始の特番や3Dライブ、イベント関連の配信などでの盛り上がりにより、YouTube再生は堅調に推移した。
・コマース
第2四半期から繰り延べられていた施策の販売および発送は第3四半期で計上済みとなった。12月に示した見通し対比では、年末年始以降の大型施策の多くが想定以上の反響であったことなどにより、売上高は四半期見通しを上ブレしての着地となった。一方で、コスト面については当初見通しでは織り込んでいなかった商品評価損9.7億円を計上した。
・イベント
第3四半期は、年末年始のカウントダウンライブ、「にじさんじ WORLD TOUR 2025 - 東京公演」、VTuberユニットや単独での公演、ゲームイベントなどを実施した。いずれの公演もネットチケット販売が当初想定を上回る反響となり、売上高は四半期見通しを上ブレて着地した。
・プロモーション
案件実施数、平均案件単価ともに堅調な推移で、おおむね当初想定通りの着地となった。
■通期業績予想は売上高上ブレも利益は下ブレに
2026年4月期通期の業績予想については、今期3度目となる予想の修正を発表しており、以下のとおり。
コマースを中心としてVTuberユニットの周年施策、季節性施策、ライブ関連グッズなどの大型施策により強い需要があり、第4四半期の見込みも考慮すると売上高は当初計画を上回る見込み。
一方、利益面では廃棄予定の棚卸資産に係る商品評価損9億7000万円を第3四半期に計上したほか、第4四半期に棚卸資産の評価損の計上を予定しており、従来予想を下回る見込みとなった。
売上高520億~540億円→547億3000万~556億3000万円(前期比27.6~29.6%増)
営業利益210億~220億円→198億2400万~203億5900万円(同21.8~25.1%増)
経常利益210億~220億円→198億4000万→203億7500万円(同22.4~25.7%増)
最終利益145億7000万~152億6000万円→140億1500万~143億8700万円(同21.8~25.0%増)
会社情報
- 会社名
- ANYCOLOR株式会社
- 設立
- 2017年5月
- 代表者
- 田角陸
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高428億7600万円、営業利益162億7900万円、経常利益162億1400万円、最終利益115億1000万円(2025年4月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5032