U-NEXT HD、第3四半期決算は売上高20.3%増の2834億円、営業益2.9%増の242億円と増収増益…動画配信サービスは過去最高業績
U-NEXT HOLDINGS<9418>は、7月10日、2025年8月期 第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高2834億3800万円(前年同期比20.3%増)、営業利益242億0600万円(同2.9%増)、経常利益239億5200万円(同4.1%増)、最終利益135億6700万円(同4.3%増)と増収増益を達成した。
・売上高:2834億3800万円(同20.3%増)
・営業利益:242億0600万円(同2.9%増)
・経常利益:239億5200万円(同4.1%増)
・最終利益:135億6700万円(同4.3%増)
同社では、通信・エネルギーは前期の第3四半期から発生している電力容量拠出金によるコスト負担の影響で減益となったものの、コンテンツ配信、店舗・施設ソリューションが伸び、増収増益を達成した、としている。
このうち、コンテンツ配信事業は、売上高は949億9800万円(同17.4%増)、営業利益は77億5400万円(同17.2%増)と2桁増収増益でかつ最高業績だった。サッカーパックが貢献したほか、課金ユーザー数が伸びた。第3四半期の課金ユーザー数は、前年同期比39万人増の473万人と過去最高を記録した。
『U-NEXT』は、海外や韓流の人気コンテンツの配信をはじめ、TBS、テレビ東京の放送中ドラマやバラエティ、欧州サッカー、国内外の格闘技、ゴルフツアーなどのスポーツ、音楽、ライブ配信など様々なラインアップの充実に努めた。
さらに、動画や音楽・ライブに加え、電子書籍等の拡充にも注力しており、オリジナルIPの開発及び映像化展開を強化し、魅力的で満足度の高いサービスを目指している。
2025年3月にはボクシングのトリプル世界タイトルマッチや格闘技イベント『ONE 172: 武尊 VS ロッタン』、4月には女子テニスのワールドカップを独占ライブ配信した。
5月には、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーとともに、動画配信サービス「Max」において、日本コンテンツを世界各国に配信することを発表した。これにより世界中のMaxユーザーが日本の良質なコンテンツにアクセスできるようになる。
■2026年8月期の見通し
2026年8月期の業績は、売上高3600億円(前期比10.2%増)、営業利益310億円(同6.5%増)、経常利益300億円(同5.9%増)、最終利益167億円(同8.7%増)、EPS92.58円を見込む。株価収益率は24.7倍となる。
・売上高:3600億円(同10.2%増)
・営業利益:310億円(同6.5%増)
・経常利益:300億円(同5.9%増)
・最終利益:167億円(同8.7%増)
・EPS:92.58円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:78.7%
・営業利益:78.1%
・経常利益:79.8%
・最終利益:81.2%
会社情報
- 会社名
- 株式会社U-NEXT HOLDINGS
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 宇野 康秀
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9418