フリュー<6238>の25年3月期の研究開発費は、前の期比5.6%増の16億6700万円となった。同社では、市場変化に迅速に対応し、より収益性の高い魅力ある製商品・サービスを提供するために、世界観ビジネスにおけるクレーンゲーム景品のぬいぐるみ、フィギュア等の商品化に関する研究開発、新素材や新技術等を取り入れた高付加価値・高品質のプリントシール機の研究開発やゲーム分野における新規ゲームの研究開発活動を中心に行っているという。
(1)世界観ビジネス
世界観ビジネスの研究開発費は同10.4%減の4億7900万円だった。多数の新規キャラクター版権の商品化のためのフィギュアの原型代費用や彩色代、撮影代などの商品価値を高めるための研究開発活動に係る費用計上を行った。
(2)ガールズトレンドビジネス
ガールズトレンドビジネスの研究開発費は、同20.4%増の8億3100万円だった。プリントシール事業については、顧客満足度への影響度が大きい写りに関連する研究開発に注力し、従来よりも「+αの価値」を体験できる新機種の開発に取り組んでいる。前期と今期に発売するプリントシール機についての写りに関連する光学技術や画像処理技術を中心に研究開発活動に係る費用計上を行った。「ピクトリンク」事業については、プリントシール画像取得・閲覧サービスを中心としたインターネット上のコンテンツを充実させ、当該サービスの追加価値創出のための研究開発活動に係る費用計上を行った。
(3)フリューニュービジネス
フリューニュービジネスの研究開発費は、同1.1%増の3億5600万円だった。PlayStation4、PlayStation5やNintendo Switchなどのハードに対応した家庭用ゲームソフトにおける新規ゲームの研究開発活動に係る費用計上を行った。
会社情報
- 会社名
- フリュー株式会社
- 設立
- 2007年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 榎本 雅仁
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高443億500万円、営業利益22億3900万円、経常利益22億8000万円、最終利益16億2700万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6238