【ゲームエンタメ株概況(7/11)】2Q決算好転と通期予想の増額でシリコンスタジオが一時S高 子会社が買収店舗を新設オープンのGENDAは反発

7月11日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比76.68円安の3万9569.68円で取引を終えた。前日の米国市場高を受けて朝方は買いが先行したものの、4万円大台を意識する形で上値は重く、次第に値を崩した。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は48銘柄(50%)、下落は42銘柄(44%)、変わらずは6銘柄(6%)で、上昇した銘柄のほうがやや多かった。

中で、シリコンスタジオ<3907>が5日続伸し、一時ストップ高まで買われた。シリコンスタジオは、前日7月10日に発表した第2四半期決算が第1四半期決算時の営業赤字から黒字に回復したことに加え、通期の利益予想の上方修正を発表したことが市場の評価材料となったようだ。

また、GENDA<9166>が反発した。GENDAは子会社がカラオケ施設運営事業を展開するグローバルスタッフからカラオケ施設1店舗を譲受し、「カラオケBanBan小禄店」として新たにオープンしたとの発表が株価の評価につながったもよう。

ほか、スクウェア・エニックスHD<9684>が3日ぶりに反発し、オルトプラス<3672>が7日続伸と強さを見せた。

半面、モブキャストHD<3664>の下げがきつく、DLE<3686>やSHIFT<3697>なども安い。

周辺株では、第3四半期決算は増収増益での着地となったものの、通期業績予想を据え置いたことで、ひとまず目先の材料出尽くしとみた売り物に押される展開となったU-NEXT HD<9418>が6日ぶりに反落した。

シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高44億1400万円、営業利益1億4300万円、経常利益1億2300万円、最終利益8700万円(2024年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
企業データを見る
株式会社GENDA
https://genda.jp/

会社情報

会社名
株式会社GENDA
設立
2018年5月
代表者
代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
決算期
1月
直近業績
売上高1117億8600万円、営業利益79億6500万円、経常利益73億0500万円、最終利益33億0400万円(2025年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9166
企業データを見る