7月15日の東京株式市場では、ケイブ<3760>が急落している。前日7月14日、2025年5月期の決算を発表し、売上高139億6900万円(前の期比13.8%増)、営業利益11億3300万円(同39.4%減)、最終利益2億4600万円(同83.3%減)と増収・大幅減益だった。高値圏で推移していたこともあり、利食い売りが出やすいようだ。
同社によると、グループに加わったサクセスプラスが寄与し、既存ゲームも堅調に推移して増収となったものの、24年9月にリリースしたスマートフォンゲーム『メテオアリーナ』の売上原価やプロモーション費用を計上したという。
最終利益については、『メテオアリーナ』が大幅なリニューアル後も想定通りに進捗せず13億6600万円の減損損失を計上したため。不採算タイトルの整理で26年5月期は復調が期待されるところだが、「落ちるナイフはつかんではいけない」という投資格言があるが、当面は下値メドを探る動きになるだろうか。
株価推移は以下の通り。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高139億6900万円、営業利益11億3300万円、経常利益11億3100万円、最終利益2億4600万円(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760