東宝<9602>は、この日(7月15日)、2026年2月期 第1四半期のIP・アニメ事業の業績について、営業収入は前年同期比11.3%増の189億9900万円、営業利益は同13.1%減の63億3500万円と増収減益だったと発表した。
「ゴジラ」をはじめとする東宝怪獣キャラクターの商品化権収入や、「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」「薬屋のひとりごと」「呪術廻戦」等のTOHO animation作品の国内外の配信権利用が伸長した、としている。
また、「名探偵コナン隻眼の残像」「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」をはじめとする同社配給作品の販売が好調に推移した他、TOHO animation作品のキャラクターグッズ販売やパッケージ販売も寄与したという。
気になるのは減益となった要因だ。前年同期に好調だった「ゴジラ-1.0」「葬送のフリーレン」等のパッケージ販売が剥落したことに加えて、のれんの償却額の増加したことをあげた。
なお、営業収入の主な内訳は、映像の利用・許諾が90億6500万円(同25.3%増)、商品化権等の利用・許諾が42億8600万円(同46.1%増)、商品の販売が39億7300万円(同33.1%減)だった。
営業収入の内訳の推移は以下の通り。

会社情報
- 会社名
- 東宝株式会社
- 設立
- 1932年8月
- 代表者
- 取締役会長 島谷 能成 / 取締役社長 松岡 宏泰
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 営業収入3131億7100万円、営業利益646億8400万円、経常利益644億5500万円、最終利益433億5700万円(2025年2月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9602