【ゲームエンタメ株概況(7/16)】東宝が3日ぶりに大幅反発…9000円台乗せを示現 子会社でらゲーが新作発表のケイブは5日ぶりに反発

7月16日の東京株式市場では、日経平均は小反落し、前日比14.62円安の3万9663.40円で取引を終えた。オランダの半導体製造装置大手の決算発表を意識して半導体関連株に買いが向かい、一時は上げ幅200円超に達する場面があったものの、一巡後は次第に値を崩した。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は55銘柄(57%)、下落は36銘柄(38%)、変わらずは5銘柄(5%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

中で、東宝<9602>が3日ぶりに大幅反発し、9000円台乗せを示現した。東宝は、投資有価証券売却益を特別利益に計上し、通期の最終利益予想の上方修正を実施したことに加え、中国本土における「ゴジラ」シリーズのライセンス事業・ブランディングの推進に向けた戦略的パートナーシップを発表したことも市場の関心を集めたようだ。

また、ケイブ<3760>が変わらずを挟んで5日ぶりに反発した。ケイブは、子会社でらゲーが2025年にサービス開始予定の新作『OUTRANKERS(アウトランカーズ)』を発表したことが株価の評価材料となったもよう。

ほか、エディア<3935>が大幅続伸して一時1000円大台乗せとなったほか、アクティビストファンド(物言う株主)として知られる3Dインベストメントによる保有比率がさらに上昇したスクウェア・エニックスHD<9684>が3日ぶりに反発した。

半面、2025年5月期の連結決算が2ケタ減益での着地となったテンダ<4198>は下げ幅を拡大して3日続落した。

決算関連ではサイバーステップ<3810>の下げもきつい。

株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高139億6900万円、営業利益11億3300万円、経常利益11億3100万円、最終利益2億4600万円(2025年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
東宝株式会社
https://www.toho.co.jp/

会社情報

会社名
東宝株式会社
設立
1932年8月
代表者
取締役会長 島谷 能成 / 取締役社長 松岡 宏泰
決算期
2月
直近業績
営業収入3131億7100万円、営業利益646億8400万円、経常利益644億5500万円、最終利益433億5700万円(2025年2月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9602
企業データを見る