【ゲームエンタメ株概況(7/24)】大手ゲームはほぼ全面高 急落していたcolyが引け間際に大幅プラ転 好材料のGENDAとエクストリームも高い【チャート掲載】

7月24日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前営業日比655円02銭高の4万1826円34銭でこの日の取引を終えた。日経平均は一時、894円51銭高と4万2000円台を回復する場面もあった。米国との関税交渉を好感し景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われたほか、金利上昇を受けて銀行や保険にも物色の矛先が向かったという。

 

【主要指数】
・日経225: 41,826.34(+655.02)
・TOPIX: 2,977.55(+51.17)
・ドル/円: 146.30(-0.22)
・ダウ: 45,010.29(+507.85)
・ナスダック: 21,020.02(+127.33)
・SOX: 5,637.79(-0.92)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は57銘柄(59%)、下落は31銘柄(32%)、変わらずは8銘柄(8%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。

大手ゲーム関連を見ると、ソニーグループ<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、コナミグループ<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>が高く、セガサミーHD<6460>のみ安い。

 

なお、この日の引け後にソニーグループとバンダイナムコHDが戦略的提携とソニーグループによるバンダイナムコHD株式の取得が発表となっており、両社の明日7月25日の株価の動きが注目される。

 

個別銘柄を観ると、coly<4175>が値上がり率1位となった。前引け時点で値下がり率上位に入るなど売り込まれていたものの、引け間際に買いが入ってプラスに転じ前日比で大幅高となってこの日の取引を終えた。女性向けコンテンツを得意とする会社だが、ここ数日の株価チャートは上下に長いひげをつけている。

 

GENDA<9166>が反発。前日、映画情報サイト「映画.com」の運営会社であるエイガ・ドット・コムを買収すると発表したことが手がかり材料視された。

 

エクストリーム<6033>も反発。グループ会社のドラガミゲームスがNADA HOLDINGSと共同で、『LOLLIPOP CHAINSAW』シリーズの完全新作ゲームと同作品のアニメ制作を行うと発表したことが好感された。

 

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は小反落。前日、ストラテジックキャピタルが臨時株主総会招集請求に関する書面を送付したと発表した。定款一部変更(取締役解任決議要件を加重する条項の削除)と代表取締役社長の森下一喜氏の解任を求めるものだった。買いが入ったものの、前日大幅高となった経緯もあって利食い売りも出ており、小幅な変動にとどまった。

 

他方、イオレ<2334>が7月14日の年初来高値更新後、引き続き利食い売りに押されて大幅安となったほか、モブキャストホールディングス<3664>、オルトプラス<3672>、東京通信グループ<7359>などもさえない。

  

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