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エディア<3935>は、8月1日、新規事業としてアニメの製作委員会への出資と参画を本格的に開始し、事業化することを発表した。
同事業では、アニメ製作委員会への出資を通じて、グループが保有するIPのアニメ化を推進する。また、グループの保有するIPに拘わらず、魅力的なアニメ作品の制作に加わることで、新たな各種権利の取得にも貢献し、IPの認知度向上と収益拡大を図ることになる。
近年、スマートフォンなどの普及に伴い動画コンテンツを手軽に楽しむ消費者が増加しており、キャラクタービジネス市場においても、人気IPのアニメ放送が市場を牽引している状況だ。特に、グローバルな動画配信プラットフォームの台頭により、日本のアニメコンテンツが世界中で大きな人気を博し、海外市場におけるアニメの需要は一層高まっている。同社グループはこれまでも、保有するIP原作アニメ「チート薬師のスローライフ」「転生貴族の異世界冒険録」が放送され、次なるアニメ化作品についても準備を進めている。
これまでは、原作出資として製作委員会へ少額の出資を行ってきたが、今後は原作IP作品や、他社保有作品の製作委員会への出資も行い、1作品あたりの出資金額を数千万〜数億円程度として出資を行っていく予定だ。
今回、アニメ事業を開始することは、こうした動画コンテンツ市場の拡大、特に海外における日本アニメの高い需要を捉え、同社グループが行うゲーム・グッズ・出版などの各事業の成長をさらに加速させるための重要な投資と考えているという。これにより、IPの多角的なメディア展開を強化し、その価値を最大化するとともに、新たな各種権利の取得も推進することで、グローバルな顧客層へのアプローチと収益力の向上を目指していく。
①保有IPのアニメ化推進
同社グループが保有するコミック・ライトノベルなどのIPについて、アニメ製作委員会への出資を通じてアニメ化を積極的に推進し、クロスメディア展開を加速させる。②新規IPの取得
外部IPのアニメ製作委員会への出資も視野に入れ、新たな各種権利の取得を進めていく。③国内外での展開
制作されたアニメ作品の国内外での展開を強化し、関連するグッズ販売やゲーム化などの相乗効果を通じて、国内外市場での収益拡大を目指す。なお、この新事業が同社の2026年2月期の業績に与える影響は軽微としている。今後、重要な影響を与えると判断した場合は、速やかに開示する方針だ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高36億700万円、営業利益2億6200万円、経常利益2億3700万円、最終利益2億3400万円(2025年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935
