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グリーホールディングス<3632>は、8月6日、2025年6月期の連結決算を発表、ゲーム・アニメ事業で新作『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』(以下『まどドラ』)の寄与はあったものの、既存タイトルの減衰分をカバーするには至らず、減収減益での着地となった。
なお、経常利益と最終利益の減益率が大きいのは、為替相場の変動により同社が保有する外貨建資産に為替差損が生じたことが影響している。
売上高571億1100万円(前々期比6.8%減)
営業利益48億6000万円(同18.7%減)
経常利益37億6000万円(同47.2%減)
最終利益11億9400万円(同74.6%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム事業 売上高369億3600万円(前年同期比14.2%減)、営業利益45億9600万円(同29.8%減)
既存スマートフォンゲームの長期運営体制による収益安定化および海外展開による収益力向上に取り組むとともに新規タイトルの開発を進め、新規スマートフォンゲーム『まどドラ』を期中にリリースした。『まどドラ』の貢献が一定ありながらも、当期は既存タイトルを中心とした事業運営となり軟調に推移した。②メタバース事業 売上高82億7600万円(同14.2%増)、営業利益6億6000万円(同220.1%増)
プラットフォーム事業において、スマートフォン向けメタバース「REALITY」のコンテンツ拡充および機能拡充を進めるとともに、グローバル展開を進めた。また、費用効率化による収益構造の改善にも取り組み、損益が大きく改善しました。VTuber事業における積極的な投資を継続しながらも、メタバース事業全体で堅調に推移した。③IP事業 売上高17億3700万円(同4.1%減)、営業利益2億8200万円(同76.2%増)
グループで長年取り組んできたアニメやマンガなどのIP・コンテンツ領域の事業について、市場における重要性が増してきていることなどを考慮し、4月1日付でIP事業本部を設立し、セグメントを新設した。ライセンス事業が軟調に推移しながらも、セグメントにおける新規事業の本格的な立ち上げに向けた投資などを進めた。④DX事業 売上高70億4100万円(同3.0%増)、営業利益9億2200万円(同1.9%減)
リカーリング型の事業構造への転換に向けた積極的な投資を継続しながらもDX事業全体で計画通り進捗し、堅調に推移した。⑤投資事業 売上高33億4600万円(同26.9%増)、営業損益4億1300百万円の赤字(前々期8800万円の赤字)
インターネット・IT領域を中心に投資するベンチャーキャピタルやスタートアップへの投資に取り組んだ。投資先ファンドからの収益は増加したものの、投資先ファンドにおける保有株式などの評価替えの影響により軟調に推移した。 -
■2026年6月通期の見通しは非開示
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2026年6月期通期の連結業績予想は非開示。同社グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しく、市況の影響を受ける投資事業の連結業績への影響も一定あることから、連結の業績見通しについて適正かつ合理的な数値の算出が困難であると判断したため、としている。
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※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- グリーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高571億1100万円、営業利益48億6000万円、経常利益37億6000万円、最終利益11億9400万円(2025年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
