クルーズ<2138>は、8月6日、2026年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高27億7200万円(前年同期比21.7%減)、営業損失9000万円(前年同期は4億1300万円の損失計上)、経常損失1億8900万円(同3億6200万円の損失計上)、最終損失1億5900万円(同2億8500万円の損失計上)と減収・赤字幅縮小となった。
・売上高:27億7200万円(同21.7%減)
・営業損失:9000万円(同4億1300万円の損失計上)
・経常損失:1億8900万円(同3億6200万円の損失計上)
・最終損失:1億5900万円(同2億8500万円の損失計上)
同社では、前年同期に計上されていたSHOPLIST事業とGameFi事業がグループから離脱したことに伴い減収となったものの、不採算事業の売却や事業成長による業績の改善により営業赤字幅が縮小した、としている。
ITアウトソーシング事業は事業開始から前期まで売上高年平均成長率約68%と大きく成長している。第1四半期累計においては、売上高は15億7900万円(同62.7%増)、営業損失が億1400万円(同営業損失4700万円)となった。事業進捗は好調であり、さらに成長させるために引き続き注力していきたい、としている。
EC事業については、第1四半期累計の売上高は9億4700万円(同47.9%減)、営業利益が億2900万円(同9.9%減)となった。EC事業は前期まではSHOPLIST事業とAda.事業で構成されていたが、SHOPLIST事業については、2月28日に株式譲渡が完了しており、当期からはAda.事業のみとなっている。
Ada.事業は、主に『ZOZOTOWN』内で展開する、オリジナル商品と他社優良ブランドの商品を厳選したファッションセレクトショップを運営しているが、当該Ada.事業のみでみると第1四半期累計の売上高の増減率は同71.6%増となっており、季節要因による変動が若干あるが、事業開始から順調に成長している。
セグメントごとの経営成績の状況を示すと次のとおり。
なお、第1四半期より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の同較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較分析している。
・ITアウトソーシング事業
売上高は15億7900万円(同62.7%増)、セグメント損失は1400万円(同セグメント損失4700万円)となった。
・EC事業
売上高は9億4700万円(同47.9%減)、セグメント利益は2900万円(同9.9%減)となった。
・その他事業
売上高は2億4600万円(同67.3%減)、セグメント損失は1億0500万円(同セグメント損失3億9800万円)となった。
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高141億9100万円、営業損益10億2500万円の赤字、経常損益8億3700万円の赤字、最終損益5億3000万円の赤字(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138