エクストリーム<6033>は、8月13日、2026年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、デジタル人材事業、受託開発事業、コンテンツプロパティ事業のいずれも前年同期比で増収増益となった。
なお、経常利益と最終利益が減益となっているのは、前年同期は営業外収益で為替差益1億円を計上していたのに対し、今期は為替差損を5000万円を営業外費用に計上しているためとなる。
売上高28億1300万円(前年同期比18.2%増)
営業利益3億5700万円(同39.0%増)
経常利益3億2300万円(同17.9%減)
最終利益1億9400万円(同22.0%減)
各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①デジタル人材事業 売上高16億7300万円(前年同期比3.3%増)、セグメント利益2億1100万円(同4.0%増)
引き続きスマートフォン向けゲーム開発にかかわる需要が低調な一方で、コンシューマ向けゲーム開発への需要が徐々に増え始めるなど、ゲーム業界においては徐々に明るい兆しが見え始めてきた。一方で、非エンターテインメント業界の技術ソリューションへの旺盛な需要は継続しており、同社としては、新規顧客開拓や既存クライアントへの深耕営業に注力し、非エンターテインメント業界における売上拡大に取り組んだ。なお、稼働プロジェクト数は2402(前年同期稼働プロジェクト数は2358)となった。
②受託開発事業 売上高9億1800万円(同32.1%増)、セグメント利益2億1800万円(同29.2%増)
前期に引き続き企業のデジタル投資への拡大を背景に売上高、営業利益ともに堅調に推移した。
③コンテンツプロパティ事業 売上高2億4800万円(同166.5%増)、セグメント利益1億4900万円(同151.0%増)
同社がライセンス許諾したスマートフォン版ゲームアプリ『ラングリッサー』のゲーム販売額に応じたロイヤルティ収益が発生したほか、Dragami Gamesがこれまでにリリースしたゲームタイトルの販売額も発生した。
■通期業績予想は変更なし
2026年3月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。
売上高110億円(前期比3.0%減)
営業利益10億円(同34.1%減)
経常利益9億6300万円(同42.1%減)
最終利益6億1600万円(同45.5%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社エクストリーム
- 設立
- 2005年5月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 佐藤 昌平
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高113億3600万円、営業利益15億1700万円、経常利益16億6400万円、最終利益11億3000万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 6033