【ゲームエンタメ株概況(8/13)】3Q決算の大幅営業増益を材料にBOIが3日ぶりに大幅反発 ソニーグループやサンリオなど好決算銘柄の物色続く

8月13日の東京株式市場では、日経平均は6日続伸となり、前日比556.50円高の4万3274.67円で取引を終えた。米国の利下げ再開観測を受けて朝方から買いが先行し、日経平均は2日連続の史上最高値更新となった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は48銘柄(50%)、下落は47銘柄(49%)、変わらずは1銘柄(1%)で、上昇と下落がほぼ拮抗する結果となった。
中で、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が3日ぶりに大幅反発した。BOIは、前日8月12日に発表した第3四半期決算が広告効率の観点から広告出稿量を大きく減少させたことで、営業利益と経常利益で大幅な増益となったことが市場の評価材料となったもようだ。
また、好決算銘柄の物色の流れからソニーグループ<6758>やサンリオ<8136>、バンダイナムコHD<7832>などが人気を集め、年初来高値を更新した。
劇場版「鬼滅の刃」最新作の好調などを背景に東宝<9602>は5日続伸し、一時は1万円大台に乗せる場面もあった。
半面、カバー<5253>は、前日8月12日に発表した第1四半期決算は増収増益での着地となったものの、市場の期待値には届かなかったとの見方からやや軟調な推移となった。
DeNA<2432>やエディア<3935>、日本一ソフト<3851>なども安い。
U-NEXT HD<9418>は、前日まで10日続伸していたこともあり、目先の過熱感の高まりから11日ぶりに反落した。

会社情報
- 会社名
- 株式会社バンク・オブ・イノベーション(BOI)
- 設立
- 2006年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 樋口 智裕
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高123億6600万円、営業利益21億5400万円、経常利益21億8500万円、最終利益13億5100万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4393
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高434億100万円、営業利益80億100万円、経常利益79億6200万円、最終利益55億5900万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253