
ネクソン<3659>は、第2四半期の韓国PC版『アラド戦記』について、前年同期比で132%成長し、過去最高の四半期売上を記録したことを明らかにした。2005年8月に韓国でPC向けにサービスが始まり、運営開始から20年経過したタイトルだが、高い成長を続けている。『メイプルストーリー』の成長と同様、日本はもちろん世界でも非常に珍しいケースと言えるだろう。
本日開催の決算説明説明会で好調の要因を問われると、イ・ジョンホン社長は「上半期にゲームの活性化に向けてゲームの提供量を大幅に増やしたことが奏功した。第1四半期から著しく成長し、その勢いが続いた」と回答した。少々ざっくりした説明と感じたが、過去に中国で同様の手法で回復に成功していた。
続く第3四半期(25年7~9月)においては落ち着く見通しだが、ユーザーエンゲージメントについては鈍化していないという。上半期ではかなり積極的にアップデートを行っていたため、売上収益の伸びは低下しているように見えるが、引き続き好調を維持する見通しだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4462億1100万円、営業利益1241億7600万円、税引前利益1959億8700万円、最終利益1348億4800万円(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659