
アルファポリス<9467>は、8月14日に2026年3月期の第1四半期(4~6月)決算(非連結)を発表した。今回はその決算説明資料から、同社の今後の取り組みにおけるメディア展開の強化を取り上げたい。
第1四半期の期間中は、シリーズ累計730万部を超える「ゲート」新シリーズのアニメ化が発表されたほか、BL作品を中心としたアニメ化プロジェクト「BALLOON」の第1弾作品である「最推しの義兄を愛でるため、長生きします!」の2026年アニメ放送が決定した。
こうしたアニメ化により、同社IPのメディア展開を加速させることで、書籍事業とアニメ事業の利益拡大を図っていくことが同社の狙いとなる。

また、新たな動きとして、7月31日付でアニメ制作会社のWHITE FOXの全株式を取得し、完全子会社化した。WHITE FOXはアニメ制作を一気通貫で手掛ける制作スタジオであり、「Re:ゼロから始める異世界生活」シリーズなどの知名度の高いテレビアニメの制作実績を持っている。
WHITE FOXの子会社化により、同社IPのアニメ化のさらなる加速や、クオリティの高いアニメ映像による海外市場を含めた新たなファン層の獲得、同社および同社作品の認知度の向上などを見込んでいるという。

会社情報
- 会社名
- 株式会社アルファポリス
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶本 雄介
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高136億2000万円、営業利益32億2200万円、経常利益32億3600万円、最終利益20億1900万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9467