ポールHD、26年1月期決算はメディア・コンテンツ業務からの撤退で売上高6.5%減 貸倒引当金計上や為替差損、損失処理計上などで最終赤字は34億円に

ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、3月17日、2026年1月期の連結決算を発表、メディア・コンテンツ業務から撤退し、HIKEやアクアプラスなどが連結対象外となったことなどが影響し、減収となった。

また、2027年1月期からの最終利益黒字化に向けて一部施策を前倒して実施したほか、欧州においてクライアントが法的再建手続きを申請して貸倒引当金を計上する必要が生じたことや為替差損が増加したことで、営業利益と経常利益は赤字に転落した。

なお、最終赤字が大きく膨らんでいるのは、過去のM&Aなどによるのれんや無形資産の資産性を再評価し、損失処理を実施したことなどが影響している。

■2026年1月期決算実績

売上高488億3700万円(前々期比6.5%減)
営業損益2億3800万円の赤字(前々期7億8600万円の黒字)
経常損益5億800万円の赤字(同7億5600万円の黒字)
最終損益34億7900万円の赤字(同6億9200万円の赤字)

■業務の種類ごとの状況

①国内ソリューション 売上高259億400万円(前々期比5.3%増)
Nintendo Switch 2関連業務および堅調な国内ゲーム市場における工数単価の上昇によって売上高が増加した。

②海外ソリューション 売上高207億9200万円(同2.7%増)
海外のゲーム業界の環境が持ち直し、音声収録などが増加したことなどによる新規連結寄与や円安効果によって売上高が増加した。

③メディア・コンテンツ 売上高21億3900万円(同71.1%減)
事業の選択と集中により、第2四半期および第3四半期に株式譲渡を実施したことで売上高が減少した。

■今期は各利益項目の黒字化を目指す

2027年1月期通期の連結業績予想については、以下のとおり。

国内ソリューションが過去最高の売上高を見込む一方で、メディア・コンテンツ業務の剥落に海外ソリューションの一時的な減収が重なるため、減収を予想しているが、収益性の回復・再成長に向けた戦略的な取り組みにより、過去3期にわたり赤字となった最終利益の黒字化を目指すとしている。

売上高470億8200万円(前期比3.6%減)
営業利益20億1400万円
経常利益18億9100万円
最終利益7億円

ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高522億2500万円、営業利益7億8600万円、経常利益7億5600万円、最終損益6億9200万円の赤字(2025年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
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