GameScience、新作アクションRPG『黒神話:鍾馗』を正式発表 ティザーPV公開 1000万本を超えるメガヒット作『黒神話:悟空』に続く新作

1000万本を超える大ヒット作『黒神話:悟空』で知られるGameScience(ゲームサイエンス)は、8月20日、新作アクションRPG『黒神話:鍾馗(しょうき)』をGamescom Opening Night Liveで正式に発表した。あわせてトレーラーも公開した。なお、本作の具体的な発売日などの詳細情報については、今後の続報を待ってほしい、としている。

本作は、中国古代の神魔伝説を題材にした、シングルプレイのアクションRPG。Unreal Engine 5を基盤に開発している。『黒神話』シリーズの第2作であり、中国の民間伝承「鍾馗が鬼を退治する」という説話をモチーフとしている。

今回公開したCGトレーラーにより、『黒神話:鍾馗』は正式に開発階段へ入ったと示した。『黒神話:鍾馗』は、中国古代の神話と民俗伝説を題材にした、シングルプレイのアクションRPG。

 

▼Black Myth: Zhong Kui - Teaser Trailer

 

本作では異なるゲーム体験が盛り込まれる予定であり、必要な変化と新しさを取り入れる。作品はこれまでの課題や惜しかった部分にも目を向けながら、よりチャレンジングなコンテンツを作って、継続的な改善を図っていく。

 

 

■鍾馗について

鍾馗に関する最も古い記録は、中国唐代の『唐逸史』に見られるが、北宋の沈括(1031~1095)による『夢渓筆談』の記述が特によく知られている。彼の役目は悪霊を捕らえること。終南山の生まれであり、唐高祖の武徳年間に長安へ武科挙の試験を受けに行くも落第し、失意のうちに宮殿の石段に頭を打ちつけて亡くなった。唐高祖は進士に及第した証として、下級官人の象徴である緑の官服を与えて丁重に葬ったため、鍾馗はその恩に報いようと「大唐のために天下の虚耗(きょこう)と妖魔を討ち尽くす」と誓った。

 

■伝説と逸話

唐の開元年間、玄宗皇帝が病に伏し、1ヶ月以上も快方に向かわなくなった。ある晩、玄宗は夢の中で小鬼が殿内に侵入し、楊貴妃の飾り香袋と自分の玉笛を盗む場面を見た。その小鬼の名は「虚耗」といい、人々の財を減らし、福を消し去る災厄の象徴だった。玄宗が小鬼を追い払わせようと誰かを呼ぼうとするとき、鍾馗が殿内に現れ、小鬼を素早く捕まえると、その目玉を抉り取り、そのまま一気に飲み込んでしまった。玄宗はその恐ろしさに目を覚まし、大汗をかいていったが、不思議なことに病はすでに癒えていった。

これを吉兆と認めた玄宗は、名画家の呉道子に命じて「鍾馗捉鬼図」を描かせた。この絵は以後、年の暮れや大晦日に家門に貼られるようになり、「邪気を払い、妖を鎮める」ための風習として広まった。

  

▼ゲーム公式サイト
https://www.gamesci.cn/zhongkui

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