東映アニメ、新たな制作拠点として「大阪スタジオ」設立 地域に根ざした人材育成・制作体制の多様化を目指す

東映アニメーションは、大阪府大阪市に新たな制作拠点「大阪スタジオ」を設立することを発表した。

同社は1956年の創立以来、国内の大泉スタジオおよびフィリピン子会社TOEI ANIMATION PHILS., INC.を主な制作拠点とし、多くのアニメ作品を制作してきた。今回の大阪スタジオ設立は、制作体制のさらなる強化を図るとともに、関西圏における優秀なクリエイターの確保や地域との連携を目的としたもの。

現地で活動するクリエイターや教育機関との連携を通じて、人材育成と制作の多様化を推進していく方針だ。また、ネットワークやデジタル技術の発展を背景に、クリエイターが作業場所を柔軟に選択できる環境を整備することで、創造性を高めながら良質なアニメーションの制作を支援する。

■東映アニメーション株式会社 常務取締役 製作本部長 山田喜一郎 コメント

アニメーション業界全体において、人手不足は深刻化しております。その為、日本全国から広く遍くクリエイターを募り、都内大泉スタジオだけでなく、地方でのスタジオ開設は急務と考えておりました。
今回は背景美術を中心にスタートさせ、順次弊社大泉スタジオと同等の機能を持つ事を目標として、チャレンジしていきたいと存じます。
また、全くゼロから作り上げるスタジオという事で、大阪スタジオには固定観念に捉われず、新しい事に積極的にチャレンジする風土、様々な発想アイディアを活かしながら大泉スタジオとはまた違った魅力のあるスタジオに育って欲しいと願っております。

■大阪スタジオ 新規スタッフ募集(背景美術)

大阪スタジオの設立に伴い、新規スタッフの募集を行う。
募集情報については下記、公式サイトを確認してほしい。
(募集情報) https://corp.toei-anim.co.jp/ja/recruit.html

東映アニメーション株式会社
http://corp.toei-anim.co.jp/

会社情報

会社名
東映アニメーション株式会社
設立
1948年1月
代表者
代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
決算期
3月
直近業績
売上高1008億3600万円、営業利益324億3200万円、経常利益331億8800万円、最終利益236億2300万円(2025年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4816
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