【ゲームエンタメ株概況(9/3)】公募による自己株式の処分と株式売出しを発表のコーエーテクモHDはアク抜けに ファルコムとのライセンス契約を材料にエディアは3日ぶり反発

9月3日の東京株式市場では、日経平均は反落し、前日比371.60円安の4万1938.89円で取引を終えた。金利上昇を背景に米国市場が下落した流れを受けて、国内市場もハイテク株を中心に売り物が先行し、一時は下げ幅400円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は34銘柄(35%)、下落は61銘柄(64%)、変わらずは1銘柄(1%)で、下落した銘柄が多数を占めた。
中で、コーエーテクモHD<3635>が12日ぶりに反発した。コーエーテクモHDは、前日9月2日に東証プライム市場の上場維持基準への適合を目的として、公募による自己株式の処分と株式売出しを実施すると発表したものの、既に直近11日間売られていたこともあり、むしろこれで目先の悪材料出尽くしとみた買い物が入る展開となったようだ。
また、日本ファルコム<3723>と『イース』『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』『風の伝説ザナドゥ』の全世界向け商品化ライセンス契約を締結したと発表したエディア<3935>が3日ぶりに反発した。
そのほか、KLab<3656>が変わらずを挟んで5日続伸し、カヤック<3904>やユークス<4334>なども買われた。
半面、みずほ証券が投資判断「中立」をキープし、目標株価を3800円から3400円に引き下げたKADOKAWA<9468>は7日続落とさえない。
同様に東海東京証券が目標株価を3950円から3830円に引き下げたセガサミーHD<6460>も続落した。
ほか、ブシロード<7803>が4日続落し、オルトプラス<3672>やenish<3667>の下げもきつい。

会社情報
- 会社名
- 株式会社エディア
- 設立
- 1999年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 賀島 義成
- 決算期
- 2月
- 直近業績
- 売上高36億700万円、営業利益2億6200万円、経常利益2億3700万円、最終利益2億3400万円(2025年2月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3935
会社情報
- 会社名
- コーエーテクモホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高831億5000万円、営業利益321億1900万円、経常利益499億8800万円、最終利益376億2800万円(202年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3635