
9月9日の東京株式市場は反落。日経平均株価は、前営業日比184円52銭安の4万3459円29銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場でナスダック総合指数が最高値を更新したほか、自民党の総裁選への期待から買い優勢で始まり、一時は541円高まで買われる場面があった。急ピッチな上昇への警戒感から利益確定売りが出てマイナスに沈んだ。
【主要指数】
・日経225: 43,459.29(-184.52)
・TOPIX: 3,122.12(-16.08)
・ドル/円: 147.11(-0.40)
・ダウ: 45,514.95(+114.09)
・ナスダック: 21,798.70(+98.31)
・SOX: 5,809.61(+48.21)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は43銘柄(45%)、下落は48銘柄(50%)、変わらずは5銘柄(5%)で、買い優勢だった午前中から一転して売り優勢となった。
大手ゲーム関連を見ると、完全子会社ソニーフィナンシャルグループの東証プライム市場への上場承認を発表したソニーG<6758>が買われた。海外勢を中心に買いが入ったとの思惑が出ている。バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>が高く、任天堂<7974>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>が安い。

なお、カプコンについては、東海東京証券がレーティング「ニュートラル」の継続とし、目標株価を4550円から4390円に引き下げたとの観測が出ているが、この日はプラスで引けた。

その他ゲーム会社やディベロッパーは、『DAEMON X MACHINA TITANIC SCION』や『牧場物語 Let's!風のグランドバザール』への期待からマーベラス<7844>が買われたほか、日本一ソフト<3851>、イマジニア<4644>、エヌジェイHD<9421>が高く、ネクソン<3659>、トーセ<4728>、ユークス<4334>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、グリーHD<3632>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、モバイルファクトリー<3912>が高く、DeNA<2432>、ガンホー<3765>、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、エディア<3935>が高く、東映アニメ<4816>が変わらず、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が安い。


最後に騰落ランキングを見ると、買取王国<3181>やサン電子<6736>、HEROZ<4382>、ANYCOLOR<5032>が値上がり率上位となり、GENDA<9166>、モブキャストHD<3664>、アクセルマーク<3624>、イオレ<2334>が値下がり率上位となった。


このほか、SHIFT<3697>が日経平均に新規採用となったことを受けて買われたが、買い一巡後は伸び悩んだ。

■ゲーム・エンタメ関連株一覧
