【ゲームエンタメ株概況(9/16)】『DQ』新作思惑でKLab、好決算のcolyやGENDAがS高 『ポケモン』新作参加のコーエーテクモ大幅続伸【チャート掲載】

9月16日の東京株式市場は4日続伸。日経平均株価は、前営業日比134円15銭高の4万4902円27銭でこの日の取引を終えた。連休中の米国市場でハイテク株が買われた流れを受けて買い優勢となり、一時、4万5000円台に乗せる場面も見られた。ただ、上値では利益確定の売りが上値を抑えたが、押し目買い意欲も強く底堅い展開となった。

 

【主要指数】
・日経225: 44,902.27(+134.15)
・TOPIX: 3,168.36(+7.87)
・ドル/円: 146.80(-0.60)
・ダウ: 45,883.45(+49.23)
・ナスダック: 22,348.75(+207.65)
・SOX: 6,059.83(+58.09)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は62銘柄(65%)、下落は32銘柄(33%)、変わらずは2銘柄(2%)で、買い優勢だった。

KLab<3656>がストップ高となり、値上がり率1位となった。『ドラゴンクエストスマッシュグロウ』の開発を担当しているとの思惑から買いが殺到したようだ。

 

前週末に発表された決算を手がかりにcoly<4175>とGENDA<9166>にも買いが殺到し、いずれもストップ高となった。

 

他方、前週末に買われたワンダープラネット<4199>とANYCOLOR<5032>が利益確定売りに押されて大幅安となった。バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>やサンリオ<8136>も値下がり率上位に入った。

 

また、大手ゲーム関連を見ると、コーエーテクモHD<3635>が大幅続伸。ポケモンの新作タイトル『ぽこあ ポケモン』の開発に参画するとのアナウンスが行われたことが手がかり材料視された。

 

コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>が高く、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>が安い。

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>がさえない。ジェフリーズ証券が投資判断を「Buy」から「Hold」に格下げとの観測がでている。日本一ソフト<3851>、トーセ<4728>、エヌジェイHD<9421>が高く、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、ユークス<4334>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー<3765>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、アカツキ<3932>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、東宝<9602>、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、エディア<3935>が安い。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧