バンダイナムコENT、スタートアップ投資ファンドよりショート映画配信のSAMANSAに出資…アニメ化や長編化、登場キャラのIP化も視野に
バンダイナムコエンターテインメントは、この日(9月17日)、スタートアップ投資ファンド「Bandai Namco 021 Fund」(021Fund)を通じて、ショート映画配信事業を展開するSAMANSAへの出資を実行したことを明らかにした。出資額などは非開示。
SAMANSAは、世界中から集めたショート映画を配信する日本発のショート映画配信サービスを展開しており、近年拡大する隙間時間で楽しめるショートコンテンツ市場において存在感を放っている。同社は既存作品の発掘・配信に加え、自社レーベルによるオリジナル作品の製作も手掛け、ショート映画の可能性を最大限に広げ、新しいエンターテインメントの創出を目指している。
021Fundは、バンダイナムコグループの既存エンターテインメント事業の強化と次世代エンターテインメント事業の創出に向けた投資を行っている。また、新中期計画のテーマである「新規IP(キャラクターなどの知的財産)創出」や「新たな事業の柱の獲得」を目指し、今年度よりグループ内連携に加え、外部連携を加速させている。
今回の出資により、SAMANSAが展開する約700本のショート映画や、今後製作されるオリジナル作品からのIP早期発掘が期待される、としている。さらに、バンダイナムコグループのノウハウやアセットを活用し、ショート映画のアニメ化や長編映画化、登場キャラクターのIP化など、多様な出口戦略を通じてIP価値の最大化を図る考え。
■株式会社SAMANSA 概要
主な事業内容:ショート映画プラットフォーム運営
本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-14-13
代表取締役:岩永祐一、遠山孝行
▼会社HP
https://about.samansa.com/
■Bandai Namco021Fund 概要
主な投資対象:エンターテインメント領域における新規IPの創出や、新たなエンターテインメントビジネスを展開するスタートアップ
優れたゲームタイトルを共にワールドワイドで届けたいと考えている国内外のゲーム開発スタジオ
投資対象ステージ:プレシードからレイターステージまでの幅広い成長ステージの企業
チケットサイズ:数千万円~3億円
▼公式ホームページ:
https://021fund.bn-ent.net/
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコエンターテインメント
- 設立
- 1955年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 宇田川 南欧
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2896億5700万円、営業利益442億3600万円、経常利益489億5100万円、最終利益352億5600万円(2023年3月期)