CRI・ミドルウェア、インディーゲーム開発者向けに無償提供しているサウンドミドルウェア「CRI ADX LE」がNintendo Switchに対応

CRI・ミドルウェア<3698>は、本日(9月17日)、インディーゲーム開発者向けに無償提供しているサウンドミドルウェア「CRI ADX LE」が任天堂<7974>のゲーム専用機Nintendo Switchに対応することを発表した。
世界で1.5億台の販売台数を誇る大型プラットフォームへの対応により、インディーゲームの提供先とプレイヤーの裾野を広げ、ゲーム市場の発展と幅広い遊びの創出に貢献する。
■12年間インディーゲーム業界を支えたサウンド技術がNintendo Switchへ
「CRI ADX LE」は、インディーゲーム開発者のため、2013年より無償で提供しているサウンドミドルウェア。プロ向け製品「CRI ADX」の多くの機能を持ち、インディーゲーム開発でよく使用される各種ゲームエンジンに対応している。「CRI ADX LE」の提供開始以降、CRIはインディーゲーム業界の支援に力を入れてきた。各種イベントへの協賛のほか、出展イベントにはエンジニアが参加し、インディーゲーム開発者の疑問に直接回答できる環境を整えている。2024年の1年間で出展したインディーゲームイベントは10件を数え、「CRI ADX LE」は全世界で累計7.2万ダウンロードを超えている(2025年8月末時点:同社調べ)。
Nintendo Switchは2025年6月末時点で1.5億台以上販売された大型プラットフォーム。ダウンロード販売の標準化と任天堂のインディーゲーム開発者サポートにより、多くのプレイヤーがインディーゲームを楽しめる環境となっている。同社は「CRI ADX LE」のNintendo Switch対応により、インディーゲームのサウンド制作と、提供マーケット拡大によるプレイヤー数増大に貢献する。
昨今、インディーゲームの市場は拡大し、映像化などのIP活用も積極的に行われるようになった。個人製作の個性豊かなインディーゲームは多くの人の目に触れ、ヒット作となってゲームの裾野を広げている。無償の「CRI ADX LE」を使用して制作されたインディーゲーム作品にも、売り上げの拡大により有償の「CRI ADX」に移行したタイトルが複数あり、ゲーム市場の広がりに貢献している。
12年にわたりインディーゲームを支えてきたCRIは「音と映像で社会を豊かに」という企業理念の下、これからも世界のインディーゲーム開発者に向け支援を続けていく。インディーゲーム市場とエンターテインメント業界の発展に貢献し、世界中のあらゆる人々に驚きと楽しさ、感動を届けることを手伝っていく方針だ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社CRI・ミドルウェア
- 設立
- 2001年8月
- 代表者
- 代表取締役会長 鈴木 正彦/代表取締役社長 押見 正雄
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高34億4800万円、営業利益5億5400万円、経常利益5億6600万円、最終利益4億2000万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3698