エヌジェイHD、中期計画1年経過の状況を報告 26年6月期は計画を下回る見通しも変更なし ゲーム事業は自社IPの創出とAIによる生産性向上に注力

エヌジェイホールディングス<9421>は、この日(9月19日)、2025年6月期から2027年6月期までの中期経営計画について、1年経過時点の状況を報告している。まず、連結営業利益については、2027年6月期で4億円とする目標に変更はないとのこと。2026年6月期の計画は2億円に対し、業績予想は1億5000万円と下回っているが、中計修正が必要なほどの差ではないと認識しているという。

また、ゲーム事業のセグメント利益も2027年6月期の目標6億円は変更ないという。2026年6月期は海外対応事業の通年寄与により増益を見込み、2027年6月期には開発案件の収益改善や新規受注の成果が本格的に表れると予測している。他方、モバイル事業のセグメント利益は、2025年6月期に1億0200万円を達成し、2027年6月期も目標を上回ると予測している。


今後の重点方針分野の取り組みについては、ゲーム事業では、自社IPの創出(企画・開発・販売、他社IP活用)と、AI技術を活用した生産性向上(社内開発基盤整備、生成AIツール利用、勉強会開催)に注力する。モバイル事業は、店舗運営ビジネスの拡大(新規出店、既存店収益向上、ノウハウ活用)と法人事業の拡大(顧客拡大、WEBマーケティングサービス強化)を進める。


会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 福田 尚弘
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421