【ゲームエンタメ株概況(9/22)】『空の軌跡 the 1st』が好発進の日本ファルコムが一時1800円まで買われる 東証スタンダードへの市場区分変更を申請のエーアイは反発

9月22日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比447.85円高の4万5493.66円で取引を終えた。米アップルの新型スマートフォン「iPhone17」の増産報道を受けて、関連株への物色の動きが国内でも広がる格好となり、一時は上げ幅700円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は46銘柄(48%)、下落は47銘柄(49%)、変わらずは3銘柄(3%)で、下落した銘柄の方が多かった。
中で、日本ファルコム<3723>が一時1800円まで買われるなど大幅反発した。日本ファルコムは、週末に発売した『空の軌跡 the 1st』がSteamセールスランキングやNintendo Switch 2ダウンロードランキングで首位を獲得したことが市場の関心を集めたもようだ。
また、東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更申請を行ったと発表したエーアイ<4388>が反発し、オルトプラス<3672>やサイバーステップ<3810>、モイ<5031>なども買われた。
非開示としていた2025年9月期通期の連結業績予想を発表し、今期の営業利益を前期比57.9%増の見通しと開示したバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は5日ぶりに反発し、一時9370円まで買われたが、一巡後は次第に上げ幅を縮小した。
半面、先週に信用取引の増し担保措置を嫌気して売られたKLab<3656>は4日続落とさえない。
先週に米ワーナー・ブラザースと国内映画配給で合意したことを材料に買われていた東宝<9602>も安い。
ほか、東海東京証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げしたSANKYO<6417>は4日続落し、イオレ<2334>やエディア<3935>なども売られた。

会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高26億1200万円、営業利益13億4000万円、経常利益13億6400万円、最終利益9億300万円(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723
会社情報
- 会社名
- エーアイ