
アドウェイズ<2489>は、ゲーム分野におけるクリエイティブの制作を専門とする新組織「1UP WORKS(ワンアップ ワークス)」を発足した。アドウェイズが長年培ってきたゲームマーケティングのノウハウとゲームに特化した専門クリエイターの知見を融合し、ゲームパブリッシャーの広告効果を最大化するクリエイティブ制作体制を提供する、としている。
「1UP WORKS」は、アドウェイズがのべ300本以上のゲームタイトルへのマーケティング支援や、年間約13万本におよぶ膨大なクリエイティブ制作の実績から得られたデータと、ゲームを愛する専門クリエイターたちの深い知見を融合させることで、データに基づいたアプローチと、ユーザーに響く表現力の両立を実現し、広告主の事業成果に貢献する新しいクリエイティブ制作体制を構築したという。
・データに基づいた戦略的なクリエイティブ制作
年間約10万本の静止画、約3万本の動画制作で培った豊富なデータを分析し、ターゲットユーザーに最も響く表現や構成を戦略的に導き出す。感覚だけに頼らず、成果に直結するクリエイティブ制作ができる。
・ゲームの世界観を壊さない"伝わる"表現力
自身も熱心なゲームプレイヤーである専門のクリエイターが、IP(キャラクターやストーリーなどの知的財産)タイトルやオリジナルタイトルに関わらず、ゲームの持つ世界観やキャラクターの魅力を損なうことなく、ゲームの核心的な面白さを的確に捉えたクリエイティブワークを行う。それにより、ファンコミュニティに受け入れられ、新規ユーザーの獲得に繋がる質の高いクリエイティブを実現する。
・あらゆるユーザー接点をカバーする制作体制
静止画バナーや動画広告はもちろん、ゲーム公式ウェブサイト、ランディングページ、アプリストアのスクリーンショット、OOH(屋外広告)など、ゲームマーケティングに必要なあらゆるクリエイティブを制作可能。一貫したコミュニケーション設計により、ブランディングへの貢献とLTVの最大化を目指す。
近年、国内のゲーム市場は成熟期を迎えながらも、ゲームユーザー層は性別・年齢ともに拡大していることを背景に、いまだ成長を続けている。しかし、家庭用ゲーム機・PC・スマートフォンなど各プラットフォームのゲームがそれぞれの強みを発揮し、堅調に推移している現在、ユーザーの獲得競争は高度化・多様化し、その結果、多くのゲームパブリッシャーやデベロッパーにとって、CPA(顧客獲得単価)の高騰に対応し、LTV(顧客生涯価値)の最大化をいかに実現するかが重要な課題となっている。
このような市場環境では、広告運用の最適化だけで持続的な成果を出すことは難しく、ゲームの持つ独自の魅力を深く理解し、ユーザーの心を動かす質の高いクリエイティブの重要性はこれまで以上に高まっている。しかし、制作現場においては、「ゲームへの深い知見」と「広告効果に関するデータ」が分断されているケースも多く、プロモーション効果を最大化する上での大きな障壁となっている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アドウェイズ
- 設立
- 2001年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 山田 翔
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2489