GENDA、投資家向けの「よくある質問と回答」を開示…メロ・ワークス取得やキャピタルアロケーションの方針転換など

GENDA<9166>は、2025年9月30日、投資家向けの「よくある質問と回答」を開示した。

主な内容は以下の通り。

■Q1. メロ・ワークスの取得について
M&Aではコストシナジー(役員賞与削減、本社家賃・社宅負担解消、閉店店舗整理など)を織り込んでおり、連結後の利益は過去実績と異なる水準になる見込み。売上アップサイドを含まないコスト削減のみでの評価だが、過去のM&A実績から収益性向上によりPERは割安な水準へ低下すると想定されている。

■Q2. キャピタルアロケーションの方針転換について
M&Aに伴う資金調達負担を軽減するため、方針転換を行った。これまで既存事業への投資も活発でフリーキャッシュフローがマイナスだったため、M&A資金は実質的に全額外部資金で調達していた。今回、既存事業への投資を選択と集中し、フリーキャッシュフローを黒字化することで、初めてM&Aに自社キャッシュフローを充当する方針に変更した。これにより、債権者への負債返済が開始され、借入余力が高まり、株主への追加的な公募増資の必要性が低減される。

■Q3. 既存事業への投資抑制による成長鈍化について
投資方針の見直しは、厳格な投資規律に基づき、資本効率を意識して成長を最大化するためのものだ。投下資本に対して最も高いリターンが期待できる分野に経営資源を集中させることで、M&Aによる連結成長が持続可能となり、企業全体の成長性向上に繋がると考えている。

■Q4. 今後の自社株買いについて
資金効率の最大化が目的。他社株式取得と比較して自社株式取得が有効な場合、自社株買いは選択肢となる。分配可能額を増やすため、第3四半期に単体臨時決算を実施し、単体の分配可能額を最大366億円まで引き上げる予定。また、自社株を割安で取得し、M&A対価として再活用することで、資金調達負担の軽減もできる。

株式会社GENDA
https://genda.jp/

会社情報

会社名
株式会社GENDA
設立
2018年5月
代表者
代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
決算期
1月
直近業績
売上高1117億8600万円、営業利益79億6500万円、経常利益73億0500万円、最終利益33億0400万円(2025年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
9166
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