
10月2日の東京株式市場は5日ぶりに反発。日経平均株価は、前営業日比385円88銭高の4万4936円73銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が買われた流れを受けて、半導体など指数寄与度の大きい銘柄が買われ、一時575円高まで買われた。上値では戻り売り利食い売りが多く、上値を抑えたという。
【主要指数】
・日経225: 44,936.73(+385.88)
・TOPIX: 3,087.40(-7.34)
・ドル/円: 147.09(-0.01)
・ダウ: 46,441.10(+43.21)
・ナスダック: 22,755.16(+95.15)
・SOX: 6,500.28(+130.46)

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている96銘柄のうち、上昇は29銘柄(30%)、下落は63銘柄(66%)、変わらずは4銘柄(4%)で、売り優勢だった。
個別銘柄を見ていくと、Link-U<4446>が乱高下となった。この日は朝方から買い注文が殺到し、ストップ高まで買われたが、大引けの1時間前に大量の売り注文が出て一気にマイナスに転じ、値下がり率1位となった。SHIFT<3697>、マーベラス<7844>、サイバーエージェント<4751>も安い。

メガチップス<6875>が大幅高。旧村上ファンド系の投資会社といわれるシティインデックスイレブンスが共同保有者と同社株を5.10%保有していることが大量保有報告書により明らかになったことが新たな株価の刺激材料となった。モルガン・スタンレーMUFG証券がレーティングを引き上げたサンリオ<8136>のほか、サイバーステップ<3810>、KLab<3656>も値上がり率上位に入った。

大手ゲーム関連を見ると、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、セガサミーHD<6460>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、カプコン<9697>、コーエーテクモHD<3635>がいずれもさえない。午前中は値下がり率上位に複数入ったが、押し目買いが入って下げ渋ったようだ。


その他ゲーム会社やディベロッパーは、日本一ソフト<3851>が高く、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>、トーセ<4728>、ユークス<4334>、エヌジェイHD<9421>が安い。


モバイルゲーム系の銘柄は、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、モバイルファクトリー<3912>が高く、サイバーエージェント<4751>、MIXI<2121>、DeNA<2432>、グリーHD<3632>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>、ケイブ<3760>が安い。


アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、IGポート<3791>、GENDA<9166>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が高く、タカラトミー<7867>、東宝<9602>、KADOKAWA<9468>、エディア<3935>が安い。


■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。