松竹<9601>は、10月15日、2026年2月期 第2四半期累計の連結決算を発表し、売上高496億2900万円(前年同期比25.4%増)、営業利益42億4900万円(同494.3%増)、経常利益43億6400万円(前年同期は31億4800万円の損失計上)、最終利益41億2000万円(同6億8100万円の損失計上)だった。
・売上高:496億2900万円(同25.4%増)
・営業利益:42億4900万円(同494.3%増)
・経常利益:43億6400万円(同31億4800万円の損失計上)
・最終利益:41億2000万円(同6億8100万円の損失計上)
■概況
主力の映像関連事業と演劇事業の収益が大きく改善し、営業利益、経常利益、最終利益が大きく改善した。
【映像関連事業】
売上高279億9600万円(同35.4%増)、セグメント利益25億7600万円(同488.1%増)。映画配給では「Snow Man 1st Stadium Live Snow World 映画館生中継!!」や「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ TABOO NIGHT XXXX」、「事故物件ゾク 恐い間取り」がヒットした。興行では「名探偵コナン 隻眼の残像」などが100億円を超える興行収入を記録し、映画館の売店売上も過去最高となった。テレビ制作では連続ドラマやスペシャルドラマを多数制作し、番組販売も好調だった。DVD・ブルーレイディスク販売、配信・権利販売も堅調に推移した。
【演劇事業】
売上高129億100万円(同17.8%増)、セグメント利益4億8900万円(前年同期はセグメント損失9億2300万円)。創業130周年記念公演として、歌舞伎では「仮名手本忠臣蔵」や尾上菊五郎・菊之助襲名披露公演が好評を博した。新橋演舞場や大阪松竹座、南座でも多様な公演が好成績を収めた。シネマ歌舞伎は20周年を迎え、多様な作品を上映した。
【不動産事業】
売上高73億6200万円(同6.4%増)、セグメント利益28億5100万円(同6.0%減)。高稼働率を維持し、主要物件の賃料改定により売上を増加させた。東銀座エリアマネジメント活動も強化し、地域貢献とエリア価値向上に貢献した。
【その他】
売上高13億6800万円(同32.3%増)、セグメント損失1300万円(同セグメント損失2億2200万円)。オンライン販売やコンテンツ配信を強化し、「劇場版 忍たま乱太郎」関連商品やイベントなどが収益に貢献した。ゲーム事業では4タイトルを販売し、ポップアップストアの開催や公式SNS開設も行った。
■2026年2月期の見通し
2026年2月期の業績は、売上高970億円(前期比15.5%増)、営業利益43億円(同158.3%増)、経常利益45億円(前期は25億円の損失計上)、最終利益40億円(同6億6400万円の損失計上)、EPS291.03円を見込む。
・売上高:970億円(同15.5%増)
・営業利益:43億円(同158.3%増)
・経常利益:45億円(同25億円の損失計上)
・最終利益:40億円(同6億6400万円の損失計上)
・EPS:291.03円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:51.2%
・営業利益:98.8%
・経常利益:97.0%
・最終利益:103.0%
会社情報
- 会社名
- 松竹株式会社
- 設立
- 1920年11月
- 代表者
- 代表取締役会長 会長執行役員 迫本 淳一/代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘/代表取締役 副社長執行役員 武中 雅人
- 決算期
- 2月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9601