【ゲームエンタメ株概況(10/23)】自社作品のアニメ化相次ぐアルファポリスが年初来高値更新 月次発表のGENDAは反落【チャート掲載】

10月23日の東京株式市場は続落。日経平均株価は、前営業日比666円18銭安の4万8641円61銭でこの日の取引を終えた。一時908円74銭安の4万8399円05銭まで売られる場面があった。「高市トレード」での急ピッチな上昇への反動から売り優勢となった。米国でのさえない決算や米中貿易摩擦への警戒感も重しになったという。
 

【主要指数】
・日経225: 48,641.61(-666.18)
・TOPIX: 3,253.78(-12.65)
・ドル/円: 152.58(+0.63)
・ダウ: 46,590.41(-334.33)
・ナスダック: 22,740.40(-213.27)
・SOX: 6,677.57(-161.70)

 

こうしたなか、ゲーム・エンタメ関連企業をみると、登録されている97銘柄のうち、上昇は30銘柄(31%)、下落は65銘柄(67%)、変わらずは2銘柄(2%)で、売り優勢だった。主力企業を中心にチャート上の下落トレンドが続いており、全体相場に関係なく上値の重い展開が続いている。

ただ、個別物色や低位株の一角が物色された。自社作品のアニメ化が相次いでいることを受けてアルファポリス<9467>が年初来高値を更新したほか、ガーラ<4777>、CRI・ミドルウェア<3698>、monoAI technology<5240>が値上がり率上位に入った。

 

GENDA<9166>もさえない。前日に25年9月の月次売上高を発表し、前年同月比47.7%増の135億2200万円、累計では前年同期比52.5%増の1053億8100万円だったと発表した。前年比では伸びたものの、7月と8月に比べると大きく低下していた。

 

大手ゲーム関連を見ると、セガサミーHD<6460>、カプコン<9697>が高く、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、バンダイナムコHD<7832>、コナミG<9766>、スクエニHD<9684>、コーエーテクモHD<3635>が安い。

 

その他ゲーム会社やディベロッパーは、ネクソン<3659>、マーベラス<7844>、イマジニア<4644>が高く、トーセ<4728>が変わらず、日本一ソフト<3851>、ユークス<4334>、エヌジェイHD<9421>が安い。

 

モバイルゲーム系の銘柄は、MIXI<2121>、DeNA<2432>、ガンホー<3765>が高く、サイバーエージェント<4751>、グリーHD<3632>、アカツキ<3932>、コロプラ<3668>、ケイブ<3760>、モバイルファクトリー<3912>が安い。

 

アニメやホビーなどその他コンテンツ関連銘柄は、東宝<9602>、東映アニメ<4816>、フリュー<6238>、ブシロード<7803>が高く、タカラトミー<7867>、サンリオ<8136>、KADOKAWA<9468>、IGポート<3791>、エディア<3935>が安い。

  

■ゲーム・エンタメ関連株一覧

※時価総額の単位は億円。