エヌジェイHD、第1四半期決算は営業利益1800万円と黒字転換…ゲームの海外対応業務の受注拡大、携帯ショップ新店も寄与

エヌジェイホールディングス<9421>は、11月7日、2026年6月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高25億円(前年同期比18.0%増)、営業利益1800万円(前年同期は3600万円の損失計上)、経常利益1300万円(同4300万円の損失計上)、最終利益400万円(同1600万円の損失計上)だった。

・売上高:25億円(同18.0%増)
・営業利益:1800万円(同3600万円の損失計上)
・経常利益:1300万円(同4300万円の損失計上)
・最終利益:400万円(同1600万円の損失計上)

同社では、ゲーム事業における海外対応業務の受注拡大に加えて、モバイル事業における前期新規出店店舗の収益寄与が主な増益要因となった。

セグメント別の業績は以下の通りである。

【ゲーム事業】
ゲームスタジオ、トライエース、ウィットワン、ウィットワン沖縄及びテックフラッグにて、ゲームの開発受託及び運営受託等を行っている。売上高は、ゲーム運営フェーズにおける海外対応業務の受注拡大により、前期と比べ13.2%増の18億2800万円となった。セグメント利益(営業利益)は、開発プロジェクトで原価が増加したが、ゲーム運営フェーズにおける海外対応業務の拡大が寄与した結果、同79.6%増の6400万円の増益となった。

【モバイル事業】
ネプロクリエイトにて、auショップ等のキャリアショップ及び複数の通信事業者の端末・サービスを取り扱う販売店『PiPoPark』等の店舗を運営している。売上高は、主に前期に新規出店した店舗の収益が寄与し、前年同期と比べ33.7%増の6億5500万円となった。セグメント利益(営業利益)は、新規出店店舗の利益寄与に加え、既存店の販売が堅調に推移したことで、前年同期と比べ258.8%増の2500万円の増益となった。

【その他】
クレジット決済事業等を行っている。売上高は、前年同期と比べ5.7%減の1600万円、セグメント利益(営業利益)は8.7%減の600万円と、それぞれ減収減益となった。

 

■2026年6月期の見通し

2026年6月期の業績は、売上高99億1000万円(前期比8.8%増)、営業利益1億5000万円(同193.5%増)、経常利益1億3000万円(同311.2%増)、最終利益1億1000万円(同245.4%増)、EPS20.78円を見込む。株価収益率は28.2倍となる。

・売上高:99億1000万円(同8.8%増)
・営業利益:1億5000万円(同193.5%増)
・経常利益:1億3000万円(同311.2%増)
・最終利益:1億1000万円(同245.4%増)
・EPS:20.78円

【通期計画に対する進捗率】
・売上高:25.2%
・営業利益:12.0%
・経常利益:10.0%
・最終利益:3.6%

株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 福田 尚弘
決算期
6月
直近業績
売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
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