ソニーG、第2四半期の音楽分野は売上高21%増の5423億円、営業益27%増の1153億円と最高業績 ストリーミング収入と劇場版「鬼滅の刃」貢献

ソニーグループ<6758>は、この日(11月11日)、第2四半期(25年7~9月)の音楽分野の業績について、売上高が前年同期比21.0%増の5423億6100万円、営業利益が同27.7%増の1153億7700万円と大幅増収増益となったことを明らかにした。売上、利益とも最高水準となった。映像関連ビジネスであるビジュアル&メディアプラットフォームの四半期売上高は初めて1000億円を突破した。

同社では、音楽制作及び音楽出版におけるストリーミングサービスからの収入が増えたことに加えて、アニプレックスの展開している『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』と『国宝』が貢献しただけでなく、通期見通しの上方修正の要因になった、と説明している。
『鬼滅の刃』は、東宝との国内配給に加え、Crunchyrollとソニー・ピクチャーズによる海外配給強化により、世界的な大ヒットとなった。10月13日時点で、日本を含む全世界の観客動員数は7753万人、総興行収入は948億円を突破した。


『国宝』も国内でのロングラン上映に加え、第98回米国アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品に選出された。

これらのヒットは、魅力的なIPと優秀なクリエイターの制作力を掛け合わせてIP価値を高めた事例であり、今後もファンのみならず、クリエイターやタレントを惹きつけることが期待される、とした。


▲SMEJ所属アーティスト・米津玄師の「Iris Out」と「人道」は、アニメ劇場版『チェンソーマン レゼ篇』との相乗効果により、国内外の音楽チャート記録を次々と更新している。
音楽分野の業績推移は以下の通り。


(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
会社情報
- 会社名
- ソニーグループ株式会社
- 設立
- 1946年5月
- 代表者
- 代表執行役会長 吉田 憲一郎/代表執行役社長CEO 十時 裕樹
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高及び金融ビジネス収入12兆9570億6400万円、営業利益1兆4071億6300万円、税引前利益1兆4737億2600万円、最終利益1兆1416億円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6758
会社情報
- 会社名
- 株式会社アニプレックス
- 設立
- 1995年9月
- 代表者
- 代表取締役執行役員社長 岩上 敦宏
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1458億3200万円、営業利益240億9800万円、経常利益283億9700万円、最終利益212億3500万円(2025年3月期)