コトブキヤ、1Q(7～9月)決算は前年同期の単独業績との比較で大幅増収、黒字転換に　「メガミデバイス」など自社IP製品が売上をけん引

壽屋（コトブキヤ）<7809>は、11月14日、20256年6月期の第1四半期（7～9月）の連結決算を発表、今期より連結決算に移行したため前年同期比較はないものの、前年同期の単独業績との比較では大幅増収し、黒字転換を達成した。

売上高37億8500万円
営業利益1億4100万円
経常利益1億5200万円
最終利益1億400万円

国内市場のプラモデル製品の展開では、自社IP製品「メガミデバイス」より「PUNI☆MOFU」シリーズや、自社IP製品「創彩少女庭園」より「薬師寺 久遠[篝火 真里亞・衣装]」「薬師寺 久遠[桃桜高校・制服]」、自社IP製品「アルカナディア」より「ルミティア ReACT-iF」などを発売した。フィギュア製品の展開では、他社IP製品では、「ホロライブプロダクション」より「大空スバル ～サスペンダー衣装Ver.～」、自社IP製品では「フレームアームズ・ガール」よりスケールフィギュア「ドゥルガーI」などを発売し、これらの製品が売上に貢献した。

また、直営店舗における小売販売は、引き続き「VTuber」関連商品が堅調に推移したことと、訪日外国人客の来店者数が依然として堅調であることが売上獲得に大きく寄与した。

北米地域では、コトブキヤブランドの認知度を更に高めることを目的として、子会社であるKotobukiya Americaが運営する、2025年3月にローンチした直営ECサイトを通じた米国の消費者との接点の強化や、ロサンゼルスにて開催された「アニメエキスポ2025」およびサンディエゴにて開催された「サンディエゴ・コミックコンベンション2025」に出展した。

アジア地域では、国内市場と同様、中国市場を中心として、自社IP製品「メガミデバイス」より「PUNI☆MOFU」シリーズなどのプラモデル製品が売上獲得に貢献した。

■通期業績予想は変更なし

2026年6月期通期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高180億円
営業利益17億円
経常利益16億5000万円
最終利益11億4400万円