セガサミー、Rovioについて減損テストを期末に実施 兆候ではなく毎年実施義務で 市場関係者から減損を推奨されているが回収する姿勢は崩さず

 

セガサミーホールディングス<6460>は、9月中間決算の説明動画において、2023年にグループに迎え入れたRovioについて、期末にも減損テストを行うと明かした。Rovioは、セガサミーグループ入り以降、既存タイトルのパフォーマンス低迷と新作ゲームの投入遅延により、減衰傾向が続いているとのこと。第2四半期においては減損テストの必要性は認められていないが、IFRS基準の義務により期末に減損テストを受ける予定。

「IFRS基準の義務」について補足すると、Rovioの株式は、欧州子会社のSega Europeが保有しており、のれんの評価にあたって国際財務報告基準を適用しているという。そして、のれんは、収益の低下など減損の兆候がある場合、または年次で減損テストを実施しているそうだ。今回実施すると明かした減損テストは、減損の兆候が認められたからではなく、毎年決まっているから実施する、ということになる。

 

里見治紀社長は、「アナリストからはRovioを減損して悪材料出尽くしにしたほうが株価が上がる」との指摘を受けているが、現状は投下資金をしっかり回収していく、というファイティングポーズは崩していないと述べ、以下の取組を行っていく。

【『アングリーバード2』の大型アップデート】
先月末に宇宙を舞台にした大型アップデートを実施し、好評でユーザー数や課金も改善傾向にある。

【新作ゲームの投入】
『ブルームシティマッチ』、『ソニックブリッツ』(現在ベータテスト中)、およびトルコのグループ会社によるもう1タイトルの計3タイトルを仕込んでおり、本期または来期にかけて順次投入予定。

【ライセンスビジネスの強化】
『アングリーバードムービー3』の発表に合わせて、ライセンス独占契約・エージェント契約を来期以降セガに切り替え、セガのトランスメディアチームと共にライセンスビジネスの拡販を目指す。

【中国市場への再挑戦】
『アングリーバード2』のクオリティ向上を背景に、現地パートナーと組んで再度中国市場への展開を計画している。

【トランスメディア戦略の推進】
地域によっては「ソニック」以上に「アングリーバード」の知名度が高い国があるというリサーチ結果に基づき、カタールの遊園地のようなトランスメディア展開を推進していく方針。

Rovio Entertainment

会社情報

会社名
Rovio Entertainment
企業データを見る
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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