任天堂、開発体制の強化を目的にバンダイナムコスタジオのシンガポール子会社を買収 「スプラトゥーン」シリーズなどの一部開発で実績
任天堂<7974>は、11月27日、開発体制の強化を目的にBandai Namco Studios Singapore(以下「BNSS」)の株式を取得する株式譲渡契約をバンダイナムコスタジオと締結したことを発表した。取得価格は非開示。
これにより、BNSSは任天堂の子会社となり、Nintendo Studios Singaporeに商号を変更したうえで、開発業務を継続する予定だ。
BNSSは、バンダイナムコグループの海外拠点の一つとして設立された、ゲーム内のアート素材制作に強みを持つ開発会社。任天堂の「スプラトゥーン」シリーズをはじめとするソフトにおいて、一部の開発を手がけるなど、継続的な取引実績を持っている。それらの実績を考慮し、今回、任天堂グループの開発体制強化を目的として、BNSSの株式を取得することとした。
なお、この種の案件における諸条件が充足されることを前提に、2026年4月1日にBNSSの株式の80%を取得する予定だ。残余株式については、子会社化後の企業運営が安定した一定期間を経た後に取得する予定としている。
この子会社取得が任天堂の今期業績に与える影響は軽微な見込みだ。
<取得子会社概要>
商号:Bandai Namco Studios Singapore Pte. Ltd.
所在地:21 Media Circle, #09-01/03, Infinite Studios, Singapore 138562
代表者の役職・氏名:石井 誠(CEO)
事業内容:アート素材制作等のゲーム開発業務
資本金:100万シンガポールドル(2025年11月時点)
設立年月日:2013年3月1日
会社情報
- 会社名
- バンダイナムコスタジオ
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆1649億2200万円、営業利益2825億5300万円、経常利益3723億1600万円、最終利益2788億600万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974