ディー・エル・イー(DLE)<3686>は、本日(12月24日)、連結子会社であるaseの全株式をaseの代表取締役である熊本浩志氏に譲渡することを明らかにした。1月1日に実行する予定だ。株式譲渡により、aseはDLEの特定子会社から外れることになる。伏見大祐氏の保有分を含めた保有株すべてを1500万円で譲渡する。譲渡価額は、aseの過去及び将来の業績動向や事業成長性等を勘案した当事者間の協議を経て決定されており、第三者算定機関からの算定書は取得していない。子会社整理損益が発生する見込みだが、その金額は現在精査中だ。
譲渡の理由について、IP(Intellectual Property)の価値最大化を目的とした多角化事業政策を進める中で、aseに対する期待した投資の成果が得られていなかったため、と説明した。DLEグループは、創業以来のコアビジネスであるIP×テクノロジーにAIをかけ合わせたAI事業を今後の主軸と位置付け、ビジネス領域の選択と集中を進めている。この状況下で今回の決定に至ったという。
aseは、プロ・アマチュアスポーツクラブや大学等のブランディング・デザイン、スポーツアパレル企画開発販売、部活動支援、野球用品メーカー・クラブ運営などを主な事業内容としている。2025年3月期は、7ヶ月決算ながら売上高1億7300万円に対し、営業利益1000万円、経常利益900万円、最終利益400万円と黒字を計上した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エル・イー(DLE)
- 設立
- 2001年12月
- 代表者
- 代表取締役社長執行役員CEO 小濵 直人
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3686