
日本取引所は、「内部統制強化・不祥事予防に向けたハンドブック」を公開した。日本取引所の公式サイト上で無料で配布している。
このハンドブックは、不祥事が発生した会社が策定した再発防止策を広く共有し、上場会社の内部統制システム強化と資本市場の信頼性向上に資することを目指して発行されたものである。再発防止策は弥縫的な対応に留まらず、内部統制の抜本的な強化を目指すものであり、不祥事が現に発生していない会社にとっても参考になる内容になっているという。
ハンドブック自体は、再発防止策を不祥事の原因や目的に基づき体系的に分類し、その着眼点となるポイントを紹介する。これは上場会社の中長期的な企業価値向上を支える内部統制の強化に役立ててもらうことを目的とする。
主に、内部統制システムの整備を推進する役員・責任者や社外取締役・監査役、管理部門、内部監査部門に所属する者などが、自社の内部統制の再点検と強化・再構築を検討・実施する際に活用することを想定する。
さらに、上場を検討中の企業の関係者や、上場会社に助言を行う法律専門家・会計専門家にもその活用が期待されている。また、各分野の第一人者による不祥事予防に関するコラムや、日本取引所グループ各部門からの内部統制上の留意点解説コラムも収録されている。
▼配布サイト(PDFファイル)
https://www.jpx.co.jp/regulation/listing/handbook/t13vrt000000c3nm-att/handbook_202601.pdf