オルトプラス<3672>は、2月12日、2026年9月期の第1四半期(10~12月)の連結決算を発表、自社パブリッシングタイトル開発の拡充のために受託案件規模を縮小したたためサービス開発事業収入が減少し、技術・人材支援事業収入も減少となり、売上高は減収となった。
なお、最終赤字が膨らんでいるのは、『忘却前夜』の売上が苦戦したことにより、開発会社へ支払った最低保証料の評価損が発生したためとなる。
■第1四半期決算実績
売上高6億4900万円(前年同期比6.2%減)
営業損益1億3500万円の赤字(同1億5100万円の赤字)
経常損益1億4400万円の赤字(同1億5700万円の赤字)
最終損益2億1000万円の赤字(同1億5500万円の赤字)
ゲーム事業では、持続的成長基盤を確立するため、自社パブリッシングタイトルの拡充を進めた。新規ゲームタイトルの開発については、前期に大型の国内IPタイトル1本のゲーム化権を取得し、2026年のリリースに向けて継続して開発を進めている。
ゲーム運営については、前期から開発を進めてきた小説/コミックス累計発行部数300万部超の人気原作「戦国小町苦労譚」のフルボイス・ヴィジュアルノベルアプリ『戦国小町苦労譚 語絵巻 - カタリエマキ -』を2025年12月にリリースした。
また、開発を担当したライブゲーム『クラッシュ&ドリーム』および『エモコロ みんなでホールイン』がゲーム配信プラットフォーム『Mirrativ(ミラティブ)』にて、同年12月に配信を開始し、あわせて運営も受託した。
さらに、同年8月にリリースした『忘却前夜』および『Everybody Shogi(えぶりばでぃ将棋)』(「Apple Arcade」向け完全オリジナルタイトル)、前期より運営受託を行っている『プリンセス&ナイト』、同年9月にリリースから5.5周年を迎えた『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle- 』については、各種イベント施策等により、引き続き高い売上水準を維持した。
これらの結果、第1四半期末では運営タイトル数は7本(自社パブリッシング4、運営受託3)となり、開発中タイトルは1本となった。
受託開発については、前期末からの継続案件3件のほか、新たに1件の開発を受託した。このうち2件の開発が完了し、第1四半期連結累計期間末における開発中案件は2件(ゲーム系1件、サービス開発系1件)となった。
ゲーム開発人材を中心とする技術・人材支援につうては、引き続き主要取引先であるゲーム会社の開発プロジェクトの見直しや運営中止などの影響を受けて人材稼働数の減少が続いていることから、ゲーム業界の動向を踏まえ、ゲーム業界での営業活動だけではなく、ゲーム業界以外のクライアント獲得も進めていく。
そのほか、ジーエフホールディングスグループと連携して各種グッズの製造・販売・ECまで展開を目指す「推し活・ファンダム事業」についても獲得したIPを利用し収益源の多様化を図っている。
■通期の業績見通しは引き続き非開示
2026年9月期通期の業績見通しは引き続き非開示。開発・運営受託における案件獲得や開発の進捗状況、運営タイトルの売上状況、市場環境等の変化などにより同社グループの業績が大きく変動する可能性があり、現時点において信頼性の高い業績予測値を合理的に算出することが困難となっているため、としている。
※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。


会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高28億9700万円、営業損益4億6700万円の赤字、経常損益4億4200万円の赤字、最終損益4億3400万円の赤字(2025年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672