セガサミーHD、3Q(4~12月)決算は売上高4%増、営業益54%減 フルゲームの販売、F2P新作、Rovioが想定下回る Rovio減損で最終赤字に転落

セガサミーホールディングス<6460>は、2月13日、2026年3月期の第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表、M&A効果などで売上高は増収を確保したものの、フルゲームの販売、F2P新作、Rovioが想定を下回ったことで大幅な減益となった。

なお、Rovioについて、のれんおよびその他の無形資産の減損損失として313億8000万円を特別損失に計上したことで最終利益は赤字に転落した。

■第3四半期決算実績

売上高3352億3200万円(前年同期比4.0%増)
営業利益198億4400万円(同54.6%減)
経常利益238億3800万円(同51.8%減)
最終損益168億9400万円の赤字(前年同期417億5600万円の黒字)

■各セグメントごとの状況

①エンタテインメントコンテンツ事業 売上高2422億9600万円(前年同期比1.5%増)、経常利益246億7600万円(同34.3%減)
コンシューマ分野で『Football Manager 26』(フルゲーム、2025年11月5日発売)や『ソニックランブル』(F2P、2025年11月5日サービス開始)などの新作タイトルを複数投入した。また、トランスメディア戦略に伴うライセンス収入は前年同期比で成長した。

映像分野においては、配信プラットフォーマーなどに対するアニメーション作品の販売に関する収入およびソニック映画1、2の配分収入を計上した。

今後は、コンシューマ分野でフルゲーム新作『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』(2026年2月12日発売)を発売したほか、F2P新作『プロサッカークラブをつくろう!2026』(2026年1月22日サービス開始)を投入し、順調な滑り出しとなっている。

Rovioについては、主力IPである「アングリーバード」関連事業に集中するほか、各アプリにおいてアプリ外決済比率の上昇に向けた施策などを実施していく。

また、コンシューマ分野全体においても販売力の強化や、タイトル編成の見直しなどに取り組んでいく。

映像分野では引き続きアニメーション作品の国内外への販売などによる収益を見込んでいるほか、AM&TOY分野では引き続きプライズカテゴリや定番製品を中心に販売していく。

②遊技機事業 売上高733億8500万円(同4.0%減)、経常利益106億5900万円(同46.0%減)
パチスロでは「スマスロ 化物語」、パチンコでは「e北斗の拳11 暴凶星」などを販売した。

今後は、第4四半期に「スマスロ 北斗の拳 転生の章2」(2026年1月導入)、「スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦」(2026年3月導入)などを中心に販売を進めていく。

また、今期より普及を進めているパチスロの新筐体について、「スマスロ 甲鉄城のカバネリ 海門(うなと)決戦」よりリール部分の販売を開始し、ホールのコスト負担の軽減を含め、遊技機業界の活性化に努めていく。

③ゲーミング事業 売上高167億9500万円(同441.6%増)、経常損益2億4700万円の赤字(前年同期9億5400万円の黒字)
既存ビジネス領域であるゲーミング機器販売、「パラダイスシティ」は好調に推移したものの、期中に買収が成立したGANおよびStakelogicの業績を取り込んだことにより、損失を計上した。

ゲーミング機器販売は、北米市場で「Railroad RICHES」や「Super Burst」シリーズが引き続き高稼働を記録しているほか、新規タイトルとして「Railroad RICHES Link」シリーズの導入を開始し、順調な立ち上がりを見せた。

韓国の「パラダイスシティ」は、カジノにおいて引き続き日本人VIP客のドロップ額(チップ購入額)が高い水準を維持し、2025年1~9月の売上高および各段階利益は開業以来過去最高を記録するなど、好調に推移したことから持分法取込において利益貢献した。
※ GAN、StakelogicおよびPARADISE SEGASAMMYは12月決算のため3ヵ月遅れで計上

今後は、ゲーミング機器販売においては、北米市場を中心に好調な既存タイトルや新規シリーズタイトルの販売強化を行うとともに、ゲーミング事業で掲げる「オムニチャネル戦略」の実現に向けて、取り組みを進めていく。

■通期業績予想の修正を発表

2026年3月期通期の業績予想については、第3四半期決算の発表と同時に業績予想の修正を発表しており、以下のとおり。

売上高4750億円→4900億円(増減額3.2%増、前期比14.2%増)
営業利益530億円→400億円(同24.5%減、同16.9%減)
経常利益560億円→435億円(同22.3%減、同18.1%減)
最終損益375億円→130億円の赤字

※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。

セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4289億4800万円、営業利益481億2400万円、経常利益531億1400万円、最終利益450億5100万円(2025年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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