MM総研は、2011年度上期(4月~9月期)の国内携帯電話端末の出荷状況について、総出荷台数が前年比6.0%増の2028万台になったと発表した。2000万台規模になったのは、半期別の出荷台数としては2007年度下期以来となる。
MM総研では、出荷台数の増加要因としてスマートフォンが市場拡大に貢献したと分析。スマートフォン出荷台数は、前年比4.5倍の1004万台となり、総出荷台数の49.5%を占めた。
メーカー別シェアでは、1位がシャープの228万台(スマートフォン市場シェア22.7%、前年比9.4%減)、2位が富士通で338万台(シェア16.7%、前年比18.6%増)、3位はソニーエリクソンで260万台(シェア12.8%、前年比83.1増)だった。
また、スマートフォンのOS別のシェアではAndroidが799万台で1位(シェア79.6%)だった。
MM総研では、2011年度通期の総出荷台数の見通しについて4160万台で、そのうちスマートフォンの比率が56.0%の2330万台になると予想している。年度別では初めて過半数を超えるとの見通しだ。また出荷台数4000万台は、2007年度以来、4年ぶり。
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