サイバーステップとPANDORA、次世代グローバルIP創出プロジェクト実行委員会を設立…エンタメコマース構想の実装フェーズへ移行

サイバーステップとPANDORAは、次世代グローバルIP創出プロジェクトに関する実行委員会を設立し、コンテンツ開発・配信・販売を統合した「エンターテインメントコマース」の事業モデルを共同で実装することを決定した。
本取り組みは、サイバーステップグループが中期成長戦略として推進する「エンターテインメントコマース」構想を具体化するものだ。近年、SNSやライブ配信プラットフォームの普及に伴い、ユーザーがコンテンツに触れ、そのまま購買へと至る一体型の消費行動が急速に拡大している。このような環境下では、「コンテンツ」「コミュニティ」「販売」を分断せず、統合的に設計する事業モデルの構築が不可欠となる。

サイバーステップグループは、これまでM&Aを含む各種取り組みを通じて、調達から販売に至る機能の獲得と内製化を段階的に進めてきた。一方、PANDORAはVTuberや次世代表現者のプロデュースに強みを持ち、リアルとバーチャルを横断したタレント創出・運用ノウハウを有している。PANDORAはVライバーの育成と収益化支援を行うプログラム『人類羽化計画』を展開している。両社の事業基盤とIP創出機能を統合することで、エンターテインメントコマースを実装するプロジェクトとして実行委員会設立に至った。
プロジェクトでは、以下の要素を統合した新たなIP創出モデルを構築する。
・VTuberユニットを起点としたコンテンツ開発(PANDORAが担当)
・サイバーステップ提供のサンドボックスゲーム『TERAVIT』上でのバーチャルライブ展開
・ライブ配信およびコミュニティを活用した販売展開
・ゲーム内外を連動させたEC販売(V2Pモデル)
・SNS・動画配信を活用したユーザーコミュニティ形成
このモデルは「認知 → 流入 → コミュニティ化 → 収益化」までを一体設計し、IP価値と収益機会の最大化を図る。『TERAVIT』は、約120万人規模のユーザー基盤を有しており、バーチャル空間上での体験と購買行動をシームレスに接続できる点が特徴だ。直近の『TERAVIT』企画には3,673作品の応募が集まり、ユーザーの高い参加意欲が示されている。
役割分担として、PANDORAは、VTuberユニットの企画・開発・プロデュース、コンテンツおよびファンコミュニティの構築を担う。サイバーステップは『TERAVIT』プラットフォームの提供、バーチャルライブ空間の開発・運営、ゲーム内EC連携の設計・実装、グループ事業基盤との連携による販売展開の推進を担当する。
本取り組みは、複数企業が機能ごとに役割を担う「実行委員会形式」の共同事業として推進され、今後は配信、広告、IP展開などの領域で追加パートナー企業の参画を予定している。
今後の展開として、新規VTuberユニットのローンチ、『TERAVIT』内でのバーチャルライブイベント開催、ライブ配信と連動した商品販売の展開、ユーザー参加型企画(クリエイターコンテスト等)の実施を順次進める。また、国内にとどまらず海外ユーザーへの展開も視野に入れ、グローバルIPの創出と持続的な収益モデルの構築を目指す。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップホールディングス株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 湯浅 慎司/創業者 代表取締役会長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高25億400万円、営業損益17億8700万円の赤字、経常損益19億1600万円の赤字、最終損益16億9500万円の赤字(2025年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810
会社情報
- 会社名
- PANDORA




