DeNA、ゲーム関連の売上が伸び第2四半期の営業益は22%増の312億円に

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>が本日(10月31日)に発表した第2四半期累計(4~9月期)の連結業績は、売上高693億円(前年同期比35.2%増)、営業利益312億円(同21.9%増)、経常利益304億円(同20.2%増)、四半期純利益176億円(同24.6%増)だった。     同社では、「Mobage」オープンプラットフォームに提供されている外部ゲームデベロッパーのソーシャルゲームを中心にゲーム内専用仮想通貨「モバコイン」の消費が拡大し、ゲーム関連売上が前年同期比で増加したことが主な増益要因となった。 ゲーム関連売上の増加に連動して代金回収代行手数料や、ゲームデベロッパーへのレベニューシェア支払などが増加したほか、企業規模の拡大に伴う人件費の増加など、売上原価や販売管理費が増加したが、売上の増加で吸収した。   ■2012年4~9月期の見通し 2012年3月通期の見通しは非開示だが、第3四半期累計の見通しを開示ししている。売上高1050億円(前期比30.0%増)、営業利益460億円(同14.0%増)、経常利益444億円(同10.6%増)、四半期純利益245億円(同9.7%増)を見込む。  

  同社では、国内では自社製・協業タイトルでのラインナップ強化を進めていく。カードバトル型タイトルや家庭用ゲーム機での有名タイトル、人気キャラクターを用いたゲーム等を順次リリースしていく。 高ARPUが見込める30代以上のユーザ拡大余地は依然として大きく、手軽に楽しめるライトなゲームから、スマートフォンならではの性能を生かすリッチなソーシャルゲームまで幅広く取り揃えることで、新規ユーザーの獲得とARPUの向上に努める方針だ。 海外では、欧米や中国スマートフォン市場向け「Mobage」の普及に注力する。自社製タイトルに加え、iOS向けの人気タイトルを「Mobage」に取り込み、ラインナップの充実を図る。9~12月中に欧米と中国のiOS端末向けアプリ版「Mobage」をリリースする予定。 このほか、国内外でゲームデベロッパー開拓等を進めるとともに、グループのスマートフォン向けソーシャルゲームの開発体制の強化も進め、有望企業への出資やM&Aを積極的に検討する、としている。
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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