デジハHD、マーケティング支援子会社の減損計上 中国ゲームメーカーのコスト削減で 背景にAIによる徹底した効率化や新しい手法の導入か

デジタルハーツホールディングス<3676>は、この日(5月13日)、連結子会社であるDIGITAL HEARTS CROSS Marketing and Solutionsをはじめとするマーケティング支援事業を展開する子会社において、のれんの減損を実施し、2026年3月期に減損損失2億3800万円を特別損失として計上すると発表した。
同社では、主要顧客である中国のゲームメーカーにおいてマーケティングコストの縮小傾向が見られるなど事業環境が変化していることに加え、新規案件獲得や同社収益を支えるインセンティブ収入の不確実性が増していることを踏まえ、将来的な事業計画を見直した結果、減損損失を計上するに至ったと説明している。
昨今、中国のゲームメーカーは、熾烈な競争環境や規制強化などを背景に、マーケティングコストの削減と効率化を強力に推し進めているとされる。
【AI・ビッグデータによる最適化】
AIを活用した広告クリエイティブの自動生成や、ビッグデータ分析に基づくターゲティング精度の向上により、無駄な広告費(UAコスト)の削減が進んでいる。2025年には、AIによるコンテンツ制作支援を活用することで、主要企業において四半期当たり2400~2600種類の広告素材を制作するなど、効率化が進展している。
【「ミニプログラムゲーム」への転換】
アプリストアを経由しない「ミニプログラム(小規模プログラム)ゲーム」への注力により、ストア手数料を抑えながら、低コストでのマーケティング展開と収益確保を図る動きが広がっている。
【海外展開の「精密化」】
2025年には中国ゲームメーカーの海外展開が好調に推移する一方、従来の大量出稿型広告から、データ分析に基づく効率的なユーザー獲得へとシフトする傾向が強まっている。
【ゲーム内・コミュニティ運営の強化】
新作リリース時の一過性の広告投下よりも、ライブサービス型タイトルにおける長期的なコミュニティ形成へリソースを集中し、顧客生涯価値(LTV)の向上を重視する戦略が広がっている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社デジタルハーツホールディングス
- 設立
- 2013年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
- 決算期
- 3月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3676