【先行プレイ】『ヘブバン』×『P5R』コラボは“再現”を超えた融合に アトラス全面監修でライトフライヤースタジオ×Keyが“ペルソナ体験”を再構築


ライトフライヤースタジオとKeyが運営するドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド』(以下、『ヘブバン』)において、2026年5月22⽇11:00より『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(以下、『P5R』)とのコラボイベントが開催される。

『ヘブバン』としては初となる、本格JRPG同士の大型コラボ。Keyがストーリー制作、アトラスが全面監修を務める形で、完全オリジナルのシナリオイベントが展開される点が大きな特徴だ。

本稿では、先行プレイで得られた情報をもとに、本コラボの内容と注目ポイントをレポートする。


▲ちょっと待ってください!このコラボ、そんなにすんなり受け入れていいんですか!?――その理由を、実際のプレイ内容から見ていく。

■『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』とは
全世界累計セールス270万本を突破し、数多くのゲームアワードを受賞したピカレスク・ジュブナイルRPG『ペルソナ5』が、多数の追加要素により生まれ変わって新登場。
新たなキャラクターや"未知なる3学期"が加わり、『ペルソナ5』では語られなかった"深層"が明らかに……!
また、新スポット・イベントの追加で充実の学生ライフはさらに濃密に。放課後の怪盗ライフでは新たな敵やギミック、謎のアイテムなど攻略すべきパレスにも異変が!? 心を盗む怪盗団の新たなる活躍をご覧あれ!

■怪盗団とセラフ部隊が交差するオリジナルストーリー

物語の舞台となるのは、『ヘブバン』と『P5R』の世界観が融合した異空間「高輪メメントス」。



異変調査中に不気味な空間に迷い込んだ茅森月歌、東城つかさ、アイリーン・レドメインは、異世界から来た“心の怪盗団”と遭遇。ジョーカーたちと共闘していくことになる。




逸れたセラフ部隊と合流した一行は、拠点である基地へと帰還することに。怪盗団の面々を案内しながら、互いの世界観や立場の違いを確かめ合っていく。


▲仮面を外したクイーンとヴァイオレットの素顔が垣間見える場面も。



今回特に注目したいのは、ヴァイオレットの参戦だ。彼女は『P5R』で追加されたキャラクターであり、本コラボが“『ペルソナ5』ではなく『P5R』とのコラボである意味”を象徴する存在と言える。



■キャラクター紹介
なお、今回のコラボではプレイアブルキャラクターとして「モナ」「クイーン」「ヴァイオレット」の3名が登場し、「SS[黎明の魔術師]モナ」が本コラボイベントで配布される。

・ジョーカー(CV:福山潤)
「心の怪盗団」のリーダー。ある事件をきっかけに「ペルソナ」使いとして覚醒する。


・モナ(CV:大谷育江)
黒猫のような姿をした謎の存在。人語を操り、さまざまな形状に変身できる。



・クイーン(CV:佐藤利奈)
怪盗団のブレーン。頭脳明晰で生真面目な性格。



・ヴァイオレット(CV:雨宮天)
ジョーカーたちを「先輩」と呼ぶ礼儀正しい少女。強い信念を持つ。


また、『ヘブバン』側では東城つかさがパンサーの衣装を身に纏ったスタイルが実装される点も見逃せない。




■“違和感なく遊べる”ことを前提に設計されたコラボ

今回のコラボは、『ヘブバン』ファンに向けた新鮮な体験であると同時に、『P5R』ファンが違和感なく世界に入り込めることを重視して設計されている。

単なるキャラクターの登場に留まらず、「もし『P5R』を『ヘブバン』の中で再現するならどうなるか」という視点で、システム・演出・UIに至るまで作り込まれているのが特徴だ。



その思想は、UIや演出、音楽といった細部にも明確に表れている。日付遷移の演出、UIデザイン、SE、BGMに至るまで、『ペルソナ』シリーズ特有のスタイリッシュな演出が随所に盛り込まれており、単なるオマージュの域を超えて“プレイ体験そのものを再現した作り”となっている。 




本コラボに収録されている楽曲は以下の通り。『P5R』を代表する「Life Will Change」を始め、非常に人気が高い戦闘曲の「Take Over」など、全19曲を作中の至る場面で聴くことができる。



フィールド移動中の演出にも注目したい。マップ移動の際には、モナが月歌の後ろを献身的に付いてくる。その走り方も非常に愛らしく、シリアスな展開の合間に思わず頬が緩むような癒しの要素として機能している。




■異色の存在感を放つ「おタマルーム」

『ペルソナ』シリーズといえば、主人公が導かれる謎の空間「ベルベットルーム」が定番だ。

本コラボではそれに対応する形で、「おタマルーム」が登場。イゴールの代わりに國見タマが待ち受けるという大胆なアレンジが施されている。



荘厳であるはずの空間に、どこか気の抜ける空気が漂うこの演出は、『ヘブバン』らしいコミカルさと『ペルソナ』のフォーマットが絶妙に融合した象徴的な要素と言える。

さらに、國見タマ(CV:古賀葵)が歌うBGMも用意されており、ファンにとっては見逃せないポイントだ。


▲原作ではベルベットルームに双子の看守が登場したが、『ヘブバン』では水瀬姉妹の姿が……。

■バトルでも“ペルソナ体験”を再構築

こうした再現は、戦闘面にも及んでいる。戦闘システムにおいても、『P5R』の要素は徹底的に落とし込まれている。

今回の敵には「Eシールド」が実装されており、対応属性で削り切ることでブレイク=ダウン状態へと移行。さらに、敵全体をダウンさせることで「総攻撃」を発動することができる。



▲高輪メメントスには、“シャドウキャンサー”と呼ばれる敵が出現。一部キャラの姿をしたシャドウも登場するようだが……?

この総攻撃演出は、ジョーカーも登場するなど非常に完成度が高く、原作ファンでも納得の再現度となっている。




また、
・敵をダウンさせた際の「HOLD UP」演出


・「ガルダイン」「マハコウガオン」などスキル名の踏襲



・モーションの再現


といった要素も実装されている。

特に「HOLD UP」に関しては、アトラス側からの監修も入り、手触りの良さが丁寧に調整されている点が印象的だった。


▲今回登場する新スタイルでは、原作の「1MORE」をイメージし、弱点属性で攻撃するとアビリティ追加ターンを得られる効果も再現。追加ターン時に効果が上昇するスキルが多く見受けられた。

さらに、3D攻撃→2Dイラストで締める演出など、『ヘブバン』にはなかった表現にも挑戦しており、開発的にも意欲的な取り組みとなっている。



■“融合”として成立した完成度

実際にプレイして感じたのは、本コラボが単なるIPの掛け合わせではなく、「両作品の魅力を再構築した融合体」であるという点だ。原作の再現にとどまらず、『ヘブバン』の戦闘・物語構造に落とし込まれているため、既存ファンにとっても新たな体験として成立している。



音楽・UI・戦闘・演出といったあらゆる要素において、『P5R』への深いリスペクトが感じられる一方で、『ヘブバン』ならではのストーリーテリングやキャラクター性も損なわれていない。シリアスな物語とコミカルな掛け合い、スタイリッシュな演出とキャラクター性が自然に共存しており、プレイ前に抱きがちな“違和感”はほとんど感じられない。

むしろ、「この組み合わせだからこそ成立する体験」に昇華されており、“再現”にとどまらない“融合”として高い完成度に仕上がっている。両タイトルのファンであれば、ぜひ体験しておきたい内容と言えるだろう。




(取材・文 編集部:山岡広樹)

■『ヘブンバーンズレッド』


©ATLUS. ©SEGA. ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ©VISUAL ARTS/Key

株式会社ビジュアルアーツ(Key)
http://visual-arts.jp/

会社情報

会社名
株式会社ビジュアルアーツ(Key)
設立
1991年3月
代表者
代表取締役 馬場 隆博
決算期
6月
企業データを見る
株式会社アトラス
https://www.atlus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社アトラス
設立
2013年9月
代表者
代表取締役社長 大橋 修
企業データを見る
株式会社WFS
https://www.wfs.games/

会社情報

会社名
株式会社WFS
設立
2014年2月
代表者
代表取締役社長 柳原 陽太
企業データを見る