モイ、SBIHDと資本業務提携 SBIHDは同社株の20.41%を保有するその他の関係会社に 調達資金は将来的なM&A資金や開発費用などに充当へ

モイ<5031>は、5月19日、SBIホールディングス<8473>と資本業務提携契約を締結することを発表した。

同社は、昨年12月より、主幹事証券会社であるSBI証券よりSBIグループが推進するネオメディア生態系構想に関する説明を受け、実務レベルでの協業検討を開始した。その後、経営レベルにおいても、同社が持つ知見やコネクションを活かし、SBIグループが目指すネオメディア生態系の構築に寄与する仕組みおよびメディアに関連する事業を営む企業との協業可能性についてSBIグループと検討を重ねた。

その過程において、SBIグループが同社に出資することにより協業体制を構築し、SBIグループが目指すネオメディア生態系の構築に貢献する旨を同社から提案し、同社およびSBIグループとの間で、複数回にわたり協業や提携に関する協議を重ねてきた。

これらの協議および検討の結果、同社はSBI ホールディングスによる同社への資本参加を伴う資本業務提携を行うことにより、両社グループがそれぞれ持つ顧客網や人材、メディア業界に対する知見及び人材育成といった強みを伸ばすことに繋がり、シナジーを実現することができ、同社の中長期的な企業価値の向上に資すると判断したという。

■業務提携の内容

両社グループは、以下の多角的な領域においてシナジーの実現を見込んでいる。

①次世代クリエイター・アーティストの共同発掘および育成領域における連携
同社のライブ配信コミュニケーションプラットフォーム基盤と、SBIネオメディア生態系企業(SBIグループのメディア・エンタテインメント・マーケティング関連企業群)などが有するマスメディア展開やオフラインイベントなどのノウハウを融合させることで、オンラインからオフラインまでを一気通貫で支援する体系的なクリエイター育成プログラムを構築し、クリエイターの持続的な成長を支援する。

②有料配信・ファンコミュニティ経済を軸とした共同マーケティングとIP展開
同社の収益化機能を基盤として活用し、SBIネオメディア生態系企業などが保有する有力IPを同社の有料ライブ配信・メンバーシップ領域において戦略的に展開することで、ファンエンゲージメントを深化させ、両社グループの収益機会の最大化を推進していく。

③同社サービスエコシステムを支える金融・AI基盤の構築および運営の高度化
同社サービスに対し、SBIグループが有する金融ソリューションを連携させることでクリエイター向け金融サービスの構築を目指すとともに、AI技術を活用した次世代ライブ配信コミュニケーションプラットフォームとしての運営体制の高度化を推進していく。

④ライブ配信を通じた地域資源の全国展開と地方創生の推進
同社サービスのユーザー基盤とクリエイターの発信力を活用し、SBIグループが提携する地域金融機関のネットワーク等を掛け合わせることで、地域独自の文化や活動を全国へ発信し、地域経済の活性化に貢献する地方創生モデルを共同で創出していく。

⑤デジタルプラットフォームを介したIP・コンテンツの海外展開における連携
同社プラットフォームから生まれる日本発のコンテンツを、SBIグループのグローバルネットワークを活用して世界へ展開し、同社のグローバルな収益基盤を確立する。

■資本提携の内容

SBIHDを割当予定先として、第三者割当の方法により同社普通株式335万1000 株を発行する。この第三者割当増資における発行価額は1株につき275円、発行価額の総額は9億2152万5000円、払込期日は7月31日を予定している。

また、筆頭株主である代表取締役社長の赤松洋介氏がSBIHDに対して同社普通株式18万3400株を譲渡する。

この第三者割当増資と株式譲渡の実行後、SBIHDは同社普通株式353万4400株を保有し、同社株式に係る保有割合は20.41%となる予定であり、SBIHDは同社のその他の関係会社に該当することとなる予定だ。

■調達する資金の具体的な使途

第三者割当増資による調達する資金は、差引手取概算額で8億9652万5000円となる予定で以下の使途に充当する予定だ。

①将来的なM&Aおよび資本業務提携のための投資資金
3億1300万円(2026年8月~2029年3月)

②AIを基盤とした次世代ライブ配信コミュニケーションプラットフォームの開発
2億9000万円(2026年8月~2029年7月)

③ファンコミュニティ発のIP創出・開発領域における連携およびシナジー創出
2億9300万円(2026年8月~2029年7月)

モイ株式会社
https://about.moi.st/

会社情報

会社名
モイ株式会社
設立
2012年2月
代表者
代表取締役社長 赤松 洋介
決算期
1月
直近業績
売上高66億8800万円、営業利益3億3900万円、経常利益3億8900万円、最終利益1億100万円(2026年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
5031
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